マリア・シャラポワ、強さの秘密は“叫び声”にもあった!?
数字(データ)からスポーツの知られざる真実を導くスポーツ解析番組「ザ・データマン〜スポーツの真実は数字にあり〜」(NHK)では、「シャラポワの叫び声の大きさは強さと関係あり?」と題し、女子テニスプレーヤー=マリア・シャラポワがショットの際に発する叫び声が試合に及ぼす影響について伝えている。
2011年、打球音を聴くことでボールのスピードを判断しているというキャロライン・ウォズニアッキは、シャラポワの叫び声は“意図的にやっている”として、不満を漏らし話題になったことがあった。
すると同番組は、日本音響研究所・鈴木創氏のもとを訪れ、その検証を行う。「打球音はポーンという音がすると残響を引っ張るわけです」と切り出した鈴木氏は、音声データを指差し、「(打球音の)残響を引っ張っている部分が(シャラポワの声により)全く見えない」と指摘する。
また、「打球音の一番強い部分(周波数)は1030ヘルツくらいなんですね。彼女の声の基本周波数もほぼ同じ1030ヘルツなんです。人間の聴覚の感度が割と鋭くなっているところ。少ないエネルギーでより大きく聴かせることができる」と説明した鈴木氏は、「この音が強く出ていると周りの音があまり聴こえなくなってしまう。これによりシャラポワさんは意図しているかどうかは分からないんですが、打球音を相手に悟られない」という見解を述べた。
だが、ウォズニアッキが指摘する“意図的かどうか”という点については、「絶叫のようなかたちはコントロールしにくい」という鈴木氏。それでも、107デシベルとも言われるシャラポワの叫び声(音)に、スタジオゲストの杉山愛も「当たった時に音っていうのは、それによってボールが速くくるなとか、重いボールがくるとか判断材料になる」とウォズニアッキに同調している。この模様は10日(金)深夜0時、BS1で再放送される。
2011年、打球音を聴くことでボールのスピードを判断しているというキャロライン・ウォズニアッキは、シャラポワの叫び声は“意図的にやっている”として、不満を漏らし話題になったことがあった。
また、「打球音の一番強い部分(周波数)は1030ヘルツくらいなんですね。彼女の声の基本周波数もほぼ同じ1030ヘルツなんです。人間の聴覚の感度が割と鋭くなっているところ。少ないエネルギーでより大きく聴かせることができる」と説明した鈴木氏は、「この音が強く出ていると周りの音があまり聴こえなくなってしまう。これによりシャラポワさんは意図しているかどうかは分からないんですが、打球音を相手に悟られない」という見解を述べた。
だが、ウォズニアッキが指摘する“意図的かどうか”という点については、「絶叫のようなかたちはコントロールしにくい」という鈴木氏。それでも、107デシベルとも言われるシャラポワの叫び声(音)に、スタジオゲストの杉山愛も「当たった時に音っていうのは、それによってボールが速くくるなとか、重いボールがくるとか判断材料になる」とウォズニアッキに同調している。この模様は10日(金)深夜0時、BS1で再放送される。