4日朝に放送されたTBS系テレビ「サンデーモーニング」のスポーツコーナーにゲスト出演した阪神OBの掛布雅之氏が、古巣に「喝」を入れた。

阪神の打者が本塁打を打った時に、ナインが中堅方向に向かって行う決めポーズについてで、「プライドをかけて戦っている相手に対して尊敬の念が感じられない。ダメとは言わないが、やる場面を考えてほしい。相手を挑発する行為。米国だったら報復されますよ。OBとして考えていただきたい」とコメントしたもの。

阪神の西岡剛選手が考案したというこの決めポーズは、ここ一番の場面で得た得点を、チームで喜びあうパフォーマンス。今年加入したばかりの西岡が、ムードメーカーになって結束力を高めているものだ。

これに異を唱えた掛布氏の意見に対し、ネット上では、「掛布さん、よくぞ言ってくれました!」「これは激しく同意」「あのポーズは相手を小馬鹿にしているようで好きではない」と掛布氏に同調するものから、「特に不快に感じないし、話題性の少ない阪神だからいいんじゃないの」「楽しそうにチームが一丸となっているんだからいいじゃないか」「だったら、ガッツポーズも挑発しとるんと一緒やろ」といった反対意見まで、賛否両論飛び交っている。

また、「そんなこと言ったらサッカーは全部ダメじゃん」といった意見も。ゴールシーンで喜びを爆発させ、またそれが醍醐味でもあるサッカーに馴染みのある人にとっては、良くも悪くも古めかしい意見に映ったようだ。

この決めポーズついては先月中旬、スポーツ紙の取材に応じた巨人・杉内俊哉投手が「投手としてアレをやられるのは気分が悪いですよね」と不快感を表しており、野球ファンの間で是非が問われていた。この決めポーズ、あなたはどう思う?