第2次大戦中に「慰安婦」として従事させられたという韓国人女性をモデルにした銅像の除幕式が30日、米国カリフォルニア州で行われた。中国メディア・中国新聞社は1日、日系人の米国会議員が像の設置を支持するメッセージを送ったと報じた。(写真:ソウル駐韓日本大使館前に設置された従軍慰安婦を象徴する少女像/撮影:宮城英二)

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 第2次大戦中に「慰安婦」として従事させられたという韓国人女性をモデルにした銅像の除幕式が30日、米国カリフォルニア州で行われた。中国メディア・中国新聞社は1日、日系人の米国会議員が像の設置を支持するメッセージを送ったと報じた。

 記事は、同州グレンデール市の中央公園で30日午前に除幕式が行われ、モデルとなった88歳の韓国人女性がセレモニーに出席、米国内に慰安婦像が設置されたことについて「非常にうれしい」と語ったことを伝えた。

 記事はまた、像の設置が「一部の人の抵抗にあったものの、設置を支持する声はますます高まっている」としたうえで、米下院の日系議員、マイク・ホンダ氏が同市による像設置の決定を支持する旨のビデオメッセージを送ったことなどを紹介した。

 今回設置された慰安婦像は、在米の韓国系住民団体が発起したもので、2011年に韓国の日本大使館前に設置された像と同じもの。記事は、除幕式には現地の政治家にくわえて多くの日系人も出席したと伝えた。(編集担当:今関忠馬)(写真:在韓国日本大使館の前に設置された従軍慰安婦を象徴する少女像/撮影:宮城英二)