全国求人情報協会がまとめた6月分の求人広告掲載件数等集計結果によると、求人メディア全体の広告掲載件数は前年同月比26.0％増で、2カ月連続で20％を超える高い伸びとなったことが分かった。

　求人メディア全体の広告掲載件数は68万7882件（前年同月比26.0％増）で、39カ月連続で前年同月を上回った。

　メディア別に見ると、有料求人情報誌5万7973件（前年同月比0.2％増）、フリーペーパー24万7041件（同19.5％増）、折込求人紙10万5338件（同27.7％増）、求人サイト27万7530件（同39.5％増）。

　求人サイトは3月（前年同月比25.2％増）、4月（同28.3％）、5月（同32.4％）、6月（同39.5％）となり、4カ月連続で増加幅が拡大している。

　地域別に見ると、北海道・東北3万8492件（前年同月比15.8％増）、関東・甲信越15万3678件（25.0％増）、中部・北陸5万454件（同13.4％増）、近畿7万8894件（同20.6％増）、中国・四国2万7024件（同12.0％増）、九州・沖縄6万1810件（同8.7％増）。

　また、同協会が会員求人メディアの営業担当者や編集担当者114人から回答を得たウォッチャー調査（調査期間：6月26日〜7月10日）によると、6月時点の企業の求人意欲は、正社員、アルバイト・パート、派遣・業務請負のいずれも前回3月調査に比べ低下したものの高い水準を維持している。

　一方、求人意欲の先行き（3カ月後の求人意欲）を見ると、正社員、アルバイト・パート、派遣・業務請負のいずれもさらに高まることが予測されている。

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