日本時間20日早朝、ブラジル・レシフェでコンフェデ杯第2戦(日本代表vsイタリア代表)が行われ、日本は2点をリードするも、シーソーゲームの末に3-4で惜しくも敗れた。日本は2連敗となり、同23日のメキシコ戦を残してグループリーグ敗退が決まった。

敗れたことに変わりはないものの、0-3と完敗を喫したブラジル戦に比べれば、積極果敢な攻撃を見せた日本代表。同一戦とは何が違ったのか。試合直後に放送が始まったフジテレビ「とくダネ!」では、サッカー解説者・武田修宏氏が試合を振り返った。

「自信になったと思いますし、今日の試合は日本らしいところが出てましたから、よかったと思います」と切り出した武田氏は、ブラジル戦との違いを「ブラジルは、1vs1で激しくマークしましたけど、イタリアはある程度、自由にスペースを与えて、やらせてくれる。日本に自由にやらせた分、日本らしさが出ましたよね」と分析する。

また、「イタリアはひいて、ある程度日本にやらせてくれて守るスタイル。堅守速攻がイタリアのサッカー。日本としては戦いやすかった。日本の俊敏性やパスワークが活きた」と説明し、香川真司の動きについても「前に向いて自由にできましたから。ブラジル戦は前を向けなかったですから。香川選手は自由にやらせて貰いましたし、サイドに基点を作ったことによってリズムができた」と語った。

だが、日本の守備については、「DF陣は相手のキーになる選手二人をしっかり抑えていたので非常によかったんですけど」と一定の評価をしつつも、「2試合で失点7ですから」と大量失点を悔やんだ。