4日、埼玉スタジアム2002で開催された、W杯ブラジル・アジア最終予選でオーストラリア代表と引き分け、5大会連続となるW杯出場を決めた日本代表。だが、その試合は序盤から日本のシュートがゴールの枠から逸れ、試合終盤にはアンラッキーともいえるゴールを許すなど、気をもむ展開が続いていた。

5日放送、TBS「みのもんたの朝ズバッ!」では、前夜のゲームついて、サッカー解説者・水沼貴史氏が見解を述べた。

「危なかったと思います」と切り出した水沼氏は、トミー・オアーが放ったクロスが、日本のゴールに吸い込まれるように入った痛恨の失点に触れると、「まあ、川島としても捕れない。彼が捕れないなら、捕れないです」とキッパリ。原因は、このような流れを作ったアルベルト・ザッケローニ監督の采配にあるとした。

「その前に、ちょっと不安な空気というか、違う空気を感じた。それは、日本の選手交代。センターバックのところ、前田に代えて栗原という選手を入れてシステムを変えた」という水沼氏は、「栗原が入ったからといって悪いわけではない。彼はヘディングにも強い」と前置きをしつつ、「ただ、選手のなかで“えっ”っていう感じがあったと思う」と指摘した。

具体的には、「負けてもいないし、相手がパワープレーできているわけでもないし、なんで今代えるんだろうっていうような空気が流れていたような気がする。それがクロスというか、ループシュートというか、ああいうのに繋がったと思う」と説明すると、「お互いがいいところを出し合っていたので、あの空気がちょっと(流れを)変えたなと思いますね。選手交代云々よりも、なんであそこで動いたんだろう」と、疑問を投げかけた。