12日に行われたセリエＡ第37節、ミラン対ローマの一戦で、ミランFWマリオ・バロテッリに対する人種差別チャントにより試合が一時中断した。

ローマサポーターからのチャントにより、試合は２分ほど中断。スタジアム内のスピーカーで繰り返しやめるように呼びかけてから、後半立ち上がりにロッキ主審が一時中断とすることを決定した。その後、再度スタジアムのスピーカーで呼びかけてから、試合は再開している。

バロテッリは非常に腹を立てた様子で、何度となくローマサポーターが陣取るエリアに向かい、黙るように求めるジェスチャーを見せていた。

試合後、ミランのマッシミリアーノ・アッレグリ監督は、「人種差別、レーザー光線、試合中断。残念ながら、イタリアには時代と逆行している文化がある。いまだにこういうことが起きるんだ。今後はなくなることを願おう」と落胆を表している。