日本最大級の女子文化祭「シブカル祭。」開幕 渋谷がカオスな女子パワー一色に

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 若手女子クリエイター約100組による「シブカル祭。2012 〜女子のミックスカルチャー祭〜」(以下、「シブカル祭。」)が、10月19日にスタートした。会期初日夜には、渋谷パルコ PART1の公園通り広場でアイドルグループ「でんぱ組.inc」の緑色担当DJねむきゅんやロックバンド「N'夙川BOYS(ンシュクガワボーイズ)」のリンダdada、アーティスト集団「Chim↑Pom(チン↑ポム)」のエリイら全9名が、「祭りだ!祭りだ!女子祭り!」のかけ声のもと開会を宣言。あらゆるジャンルの女子パワーが集結し、前回よりもさらにカオティックでパワフルにスケールアップした11日間の"お祭り騒ぎ"が幕を開けた。

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 2度目の開催を迎えた「シブカル祭。」は「カルチャーとカルチャーの出会い」をテーマに、「日本最大級の女子のハイパーミックスカルチャー祭」を掲げて10月19日から29日まで開催。前回開催時、展示で隣り合った女子クリエイター同士が意気投合し実現したコラボレーションやアパレルブランドとの共同制作、ファッションの祭典「SHIBUYA FASHION FESTIVAL vol.2」との連携展開など、様々な取り組みで作品を発表する。

 開会式にはエリイとリンダdada、DJねむきゅんの他、ウィッグブランド「Plumb(プラム)」の創立者でファッションジャーナリストのMisha Janette(ミーシャ・ジャネット)やアーティストのLy(リー)、イラストエッセイストの犬山紙子(イヌヤマカミコ)など全9名が登壇。18時のスタートを前に多くの観客が公園通り広場に集まり、司会の合図による「シブカル祭、開会!」の開会宣言で会場が一体となり「シブカル祭。」の幕開けを祝った。これに続いて行われたレセプションパーティーでは「N'夙川BOYS」を皮切りに、今年9月にデビューしたアイドルグループ「ベイビーレイズ」や新世代DJアイコンMADEMOISELLE YULIA(マドモアゼル・ユリア)など4組によるパフォーマンスで会場の熱気が最高潮に達し、一夜にして渋谷の街がパワフルな女子クリエイター陣によるミックスカルチャーの渦の中に巻き込まれた。

 期間中、展示メイン会場の「パルコミュージアム」は「シブカル祭。」を象徴する混沌とした町並みをイメージした空間を創出。「Chim↑Pom」による「ホラー」がテーマの写真作品や、松井えり菜のウーパールーパーをモチーフにした大型絵画、「あなたは逆上がりができますか?」と問いかける女優の二階堂ふみによる撮りおろし映像など様々な作品を展示している。地下1階の「ロゴスギャラリー」は参加クリエイターのグッズを取り扱う「シブカル祭。ショップ」として営業し、クリエイター18組を撮影した「GIRL SOLDIER 2012」も登場。今年9月に池尻大橋から移転リニューアルオープンしたソーシャルテレビ局「2.5D」のサテライトスタジオでは、ビームス創造研究所主催の「School of B」や普段は聴けない仕事の裏話やボツネタを語り合うトークイベント「SUKIYAKI」を全回チケット予約制で開催。22日と27日に開かれる「シブカル祭。音楽祭 2012」には、「でんぱ組.inc」や「神聖かまってちゃん」のドラマーかっちゃんのツインドラムあいどるプロジェクト「バンドじゃないもん!」、デザイナーJenny Fax(ジェニー・ファックス)など両日合わせて10組以上が出演を予定している。

■シブカル祭。2012 〜女子のミックスカルチャー祭〜
 URL:http://www.shibukaru.com/