ルマン24時間レースで優勝を経験し、現在はスーパーGTとF3のペトロナス トムスで監督を務める関谷正徳さんが3年の歳月をかけて企画した新しいレースシリーズが「インタープロトシリーズ」。



今回発表されたマシンは、カーボンとパイプスペースフレームでつくられたシャーシに、グラスファイバー製のボディーカウルをかぶせるといった構成で、V6 3950ccで340馬力のエンジンをミッドシップに搭載する純粋なレーシングマシンとなっています。お値段はキット販売でおおよそ2200万円。



使われるパーツは大半が国産品。タイヤはヨコハマのワンメイク。そして組み立ては御殿場周辺のレーシングガレージが受け持つとのこと。


2013年から開催されるこのシリーズは、まずは富士スピードウェイで年間4戦が行われる予定だということです。



スーパー耐久開幕戦のピットウォークの時間に谷口信輝選手のドライブでデモ走行も行われました。
走行動画はYoutubeで「インタープロト」と検索すれば観ることが出来ます。



サイズその他の主要諸元も公表されています。


ところで、このインタープロトのマシン、走行できるモデルは今回初めて公開されたのですが、実は2011年の東京オートサロンで、ほぼこのカタチのモックアップが公開されていたのです。



えっ、これじゃないって?よく見てください。右の奥の方・・・



拡大してみました。矢印のクルマがインタープロトのモックアップです。(ちゃんと写真を撮っておけばよかった……)
ちなみにオートサロンに出展していたのはデザイン担当のブーメラン 安藤氏。チョロQの電気自動車のプロトタイプを手がけた方です。インタープロトの手前にあるミニバンも安藤氏の作品です。


本当に長い年月をかけて企画されていたこのシリーズ、いったいどんなレースになるのか楽しみです。


(北森涼介)



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