箱根で行われたプレス試乗会でCX-5に乗ってきました。注目のクリーンディーゼル、ガソリン、2WDと4WDと乗り比べてきましたが、ディーゼルの完成度の高さは想像以上でした。
420Nmの最大トルクは伊達ではなく、急坂をいとも簡単に駆け上がります。ガソリンと乗り比べるとその差は歴然です。


「4-2-1排気システム」による13.0の高圧縮比で低燃費を実現したガソリンエンジン


しかし、ガソリンが決して走らないわけではなく、車体もノーズも軽いので街中ではガソリンで十分だと思います。
都心はもちろん、地方都市でも日本はストップ&ゴーの多い道路環境ですから、ディーゼルの分厚いトルクと意外に息の長い加速を堪能するには宝の持ち腐れになりかねません。
高速道路の利用が多い、長距離をよく走るならディーゼルでキマリですし、全ディーラーにはまだディーゼルはないようですが、トルクフルな走りに魅せられたら買うしかないでしょう。


なお、ディーゼルの「XD Lパッケージ」は19インチになりますが、見た目がスポーティなだけでなく飛ばしたときの安心感も高く、確かに低速では乗り心地は硬めではありますが、予算に余裕があれば選択したいなと思わせる出来映えでした。


ガソリンで買うなら充実した装備を考えると「20S」がベストチョイス


(塚田勝弘)



■関連記事
CX-5のSCBS(スマート・シティ・ブレーキ・システム)+AT誤発進制御は低価格で事故を減!【マツダCX-5試乗】
PICK UPをピックアップ? マツダ車のなかでNO.1“肉食系”顔・マツダBT-50【バンコクモーターショー2012】
ディーゼル車の正しい使い方とは?【マツダCX-5試乗】
やや硬めだが正確なハンドル応答性としっかりしたグリップの低燃費タイヤ【DUNLOP エナセーブPREMIUM+マツダ・デミオ】
気に入ったらそのままお買い上げ!?巷で話題の100円レンタカーとは?