【DVDエンター!】十字架、ニンニク…ヴァンパイアに対抗する武器といえば何?
1985年に公開された『フライトナイト』を、3D仕様のアクション・ホラーとしてリメイクした『フライトナイト/恐怖の夜』が1月7日に公開されましたが、100年以上昔の1892年に出版された、アイルランド人作家ブラム・ストーカーの小説「ドラキュラ」に登場する男性吸血鬼をはじめ、ヴァンパイアの伝説は今もなお世界各地で語り継がれています。そんな中、昨年9月の劇場公開から、わずか3ヶ月半。ヴァンパイアを倒すために鍛えられた戦士、人類史上最強の戦う聖職者『プリースト』が、1月11日にブルーレイ&DVD、オンデマンド配信で解禁となりました。
対するヴァンパイアも、従来のフィクションで描かれてきた昔ながらのゴシック調、あるいはロマンチックなヴァンパイアとは大きく異なり、湿り気を帯びて透き通るような白い肌に、鋭い爪と犬歯をもち、人間よりも動物に近いです。太陽にあたることなく生きてきたヴァンパイアたちは、人間のような姿はしていますが、両目が無いという異形ぶり。視覚がないことを補うために、聴覚と嗅覚が異常に発達していて、変則的かつ人間よりもずっと素早く移動することができます。
・『プリースト』特集ページ - MOVIE ENTER
プリースト
教会が世を支配し荒廃した近未来のパラレルワールドでは、長きに渡り人類とヴァンパイアが存亡を懸けて攻防中だった。姪を誘拐された聖職者が彼女の捜索を決意し、彼は元・戦闘仲間の修道女と姪の恋人の保安官とともにヴァンパイア軍団に立ち向かう!人類史上最強、究極のヴァンパイア・ハンター
プリーストとは、現実世界の聖職者とは異なり、ヴァンパイアの脅威に立ち向かうために訓練された特殊部隊のことです。彼らは、荒涼とした平原をスーパースピードのバイクで駆り、超人的な戦闘能力と、聖書に隠されたハイパーリアルな武器の数々を操ります。人類史上最強、戦う聖職者プリーストを演じるのは、2006年に公開された『ダ・ヴィンチ・コード』でカトリック教会の暗殺者シラス役を演じた、イギリスの演技派ポール・ベタニーです。対するヴァンパイアも、従来のフィクションで描かれてきた昔ながらのゴシック調、あるいはロマンチックなヴァンパイアとは大きく異なり、湿り気を帯びて透き通るような白い肌に、鋭い爪と犬歯をもち、人間よりも動物に近いです。太陽にあたることなく生きてきたヴァンパイアたちは、人間のような姿はしていますが、両目が無いという異形ぶり。視覚がないことを補うために、聴覚と嗅覚が異常に発達していて、変則的かつ人間よりもずっと素早く移動することができます。
聖書に隠された、ハイパーリアルな武器の数々
ヴァンパイアに対抗する武器と言えば、十字架やニンニクを思い浮かべる人も多いと思いますが、プリーストの武器はただの十字架ではなく、聖書の中に隠された何十もの小さな十字架状の飛び道具です。その他にも非常に美しい二枚刃の銀のナイフなどを持っています。彼らは、祈ることで周りの動きを遅くすることができ、人間の能力の限界を超えてヴァンパイアに立ち向かいます。また、『M:i:III』や『ダイハード4.0』などでも活躍するアクションスター、マギーQ演じるプリーステスの武器は、古代中国武術で使われた縄(じょう)ひょうという武器を元にしたロープダートで、一見ロザリオのように見えますが、実は非常に鋭いワイヤーで、敵をズタズタに切り裂きます。顔に掘られた十字架のタトゥーは、罪の象徴
昨年12月、オバマ米大統領によってイラク戦争の終結が宣言されましたが、8年9ヶ月の歳月で投入された米兵は、約150万人。母国に身を捧げ、戦地から生還した兵士たちは、家族との穏やかな時間を取り戻すことすら叶わずに、約24万人にも及ぶ退役軍人が失業を抱えるという深刻な現実に直面しています。人類の脅威となるヴァンパイアから世界を守るために生涯を捧げたプリーストは、家族から引き離され、恋愛することも許されず、もはや自分の名前すらもありません。しかし、崇高な大義のためと信じた戦争から打ちのめされて帰ってきた彼らを置き去りに、社会は先に進んでしまっていました。凱旋した彼らは英雄として歓迎されることはなく、のけ者扱いに。プリーストの証しとして、かつては勝利の象徴であった、ひたいの十字架のタトゥーは終戦後の今、人類の戦争の罪の象徴となってしまいました。優雅かつ残酷なまでに有能なエリートであるプリーストは、現代のアメリカ退役軍人の姿にも重なって映ります。・『プリースト』特集ページ - MOVIE ENTER
プリースト [DVD]posted with amazlet at 12.01.14ソニー・ピクチャーズエンタテインメント (2012-01-11)
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