『浜内千波の抗菌まな板』(アーネスト販売)。ローズ、オレンジ、グリーンの各3種類で、それぞれに食材のカロリー表が載っている。

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日ごろ料理のとき、誰もが使っているお馴染みの道具、「まな板」。だが、ただの板ではなく、料理を便利にするためにいろいろ工夫されたものもある。では、それはどんな工夫なのか。

料理研究家の浜内千波さんが考案した『浜内千波の抗菌まな板』(アーネスト販売)を紹介しよう。「バランスの良い食生活と健康作り」が基本コンセプト。ローズ、オレンジ、グリーンの各3種類のまな板の表面をよく見ると、なにやらイラストと文字が書いてある。たとえば、グリーンには「野菜&果物」としてブロッコリー33kcal、ジャガイモ76kcal、りんご54kcal、バナナ86kcalといったように、食材30種類のカロリー表示一覧がある。同様に、ローズは鮮魚&精肉、オレンジは調味料のカロリーが載っている。
「いろいろな食材のカロリー一覧表が付いているまな板は、過去にはなかったものです」(アーネスト)
健康のためにカロリー計算した食事を心がけている家庭では重宝であろう。

さらに、反対面には1センチ刻みの目盛りが付いており、パンや果物など食材を均等に切り分けるときの目安として便利だ。さらに、以前「刻んだものをこぼさない! 折れ曲がるまな板」で紹介したように、同製品でも軽くて曲がりやすい材質を使用しているので、切った食材を鍋やフライパンに入れるとき、とても楽である。

だが、ここでちょっと耐久性について疑問。曲げすぎて折れてしまったりはしないのだろうか。
「曲げ過ぎて折れてしまうことはありません。戻り特性(即ではなく時間はかかります)が強い材質配合になっていますので」(同)
では、水切りの点は。
「水切りの程度については従来のまな板と同じくらいです。基本的には洗浄後、拭き取りをお勧めしています」(同)
なお、耐熱性のある材質配合のため、食器洗い乾燥機での洗浄も可だ。

切る食材によって使い分けてカロリーをチェックできるまな板。使っているうちに、まな板上のカロリー量をすべて暗記してしまい、物足りなくなってくるかも。そのときは、本格的に栄養学を勉強してください。
(羽石竜示)