(上)『KIGURUMIうさぎ』(不思議雑貨店ネバーランド販売)。ティーフォーツー(ポット、マグ×2、ティーストレナーのセット)で、カラーはピンクとブルーの2種類。
(下)ウサギの頭を取ると、泥棒おじさん登場。

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このごろ、年のせいか、独り書斎でゆっくりお茶することにはまっている。お気に入りのマグカップに入れてホットコーヒーを飲んでいると、とても落ち着く。が、そんなとき、ウサギ型のなんともユニークなポットをたまたま見つけてしまい、静寂はたちまち破られ、思わず笑ってしまった。みなさんはこれから紹介する商品で、笑えますか。

それは、『KIGURUMIうさぎ』(不思議雑貨店ネバーランド販売)というティーフォーツー(ポット、マグ×2、ティーストレナーのセット)で、頭の部分を開けてみると、なんと泥棒おじさんの顔が突如現れる。つまり、泥棒おじさんがウサギの着ぐるみをしているという設定の商品なわけだ。

「ウサギもオジサンも可愛い〜と好評です」(ネバーランド)とのことだが、筆者は可愛いというより、両者のギャップに驚かされ、そして、笑ってしまう。間抜けそうなおじさんの素朴な笑顔と、ウサギの胴体とのマッチングが笑いのツボを刺激する。しかも、ポットの注ぎ口と持ち手の形が、おじさんが「はい、どうぞ」と言っているようなポーズに見えるからなお可笑しい。

一応、機能面を説明すると、ウサギの頭とおじさんの頭はともに逆さにすると、カップになる。そして、胴体のポットの中には茶漉しが入っており、ウサギの耳がそのフタの役割をする。外観のユニークさだけでなく実用性という点もしっかり考慮されているようだ。

実際、同製品をお借りして間近に観て触ってみたが、やっぱり可笑しい。とくにおじさんの頭が逆さになった状態で観ると、間抜けな笑顔がなお間抜けに観える。ここまでになると可笑しさと同時にシュールな感じもうかがえる。どこから観てもこんなに笑えるティーフォーツーがほかにあるだろうか。

あなたなら、どちらの顔でお茶を飲んでみたいですか。筆者はやっぱりおじさん派である。なお、注意事項として「直接火に掛けたりしない事」とある。泥棒おじさんの笑顔が熱さで苦渋の顔になってしまうから(冗談です)。
(羽石竜示)