(C)永野つかさ
リンクスアウトレット公式非公開マスコットキャラクター「ばるくちゃん」(作者・永野つかさ)

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秋葉原、言わずと知れた萌えの街。そこで、また一人の萌えキャラが誕生した。その名は、「ばるくちゃん」。そのお披露目会が11月5日、都内にあるリンクス・ショールームで開催された。果たしてどんな姿をしているのか。

実は、「ばるくちゃん」とはリンクスインターナショナルのPCアウトレットショップ「リンクスアウトレット」の公式非公開マスコットキャラで、8月に発表されていた。妖精の国のPCジャンクショップの販売担当、ぎりぎり基盤の妖精という設定。「ぎりぎり」とは、ぎりぎり動く、ぎりぎり壊れていない、ぎりぎり動作している、ぎりぎりがんばっているようなイメージがこめられた表現だという。

8月時点ではシルエットのみの発表だったので、今回のお披露目が正式公開ということになった。今後は、同アウトレットサイトに近々掲載予定だそうだ。

さて、早速ばるくちゃんの話題に行きたいところだが、その前にPC関連アウトレット品とは何か一応ここで確かめておきたい。リンクスさんのアウトレットショップでは、アウトレット品とは
・箱破損品――中身は新品だが、箱が壊れている
・中古品――動作は保証、ただ傷等があるかも
・ジャンク品――動作の保証がない、壊れていること前提
の3カテゴリに分かれる。さらに、それらに加えて、「お試し品」という独自の限定商品がある。
「現状は、ユーザーから『この製品をつかって見たい!』という情報を元に、限定のお試し品として不定期に掲載しています。ゆくゆくは搭載電源を変更したり、ファンの色を変えるなどのオリジナル製品を考えています」(リンクス)

ところで、アウトレット品と正規品との価格の違いはどのくらいか。リンクスさんによると、
・中古品:7割引〜3割引、だいたい半額ぐらいが平均
・ジャンク品:9割引〜6割引、4分の1ぐらいの価格が平均
とのこと。ただし、パーツの種類や人気によってさまざまなのであくまで参考程度だ。

いよいよ、本題の「ぱるくちゃん」に入る。お披露目会場では作者であるイラストレーターの永野つかささんのサイン会が行われていた。長蛇の列になっており、ファンたちは永野さんにイラストサイン色紙を書いてもらっていた。そのすぐ上の壁に、ばるくちゃんのポスターが貼ってあった。見ると、「BLK」の文字が入った白い帽子にピンク色のショートヘア、背中には大きなリボン、胸元にも小さなリボンを付け、短パンとルーズソックスを履いたとても可愛い女の子。

で、気になったのはかなり肌を露出したコスを着ている理由だ。これはやはり、名前がぱるくだからか? バルク品とは、簡易包装で流通したメーカーの非正規な低価格製品のこと。これもアウトレット品だ。
「はい、梱包パッケージが薄いことからきている外見だと思います」(リンクス)
そんな薄着のばるくちゃんが手にしっかりむき出しのマザーボードをかかえている姿は、どこかいじらしかった。

身長150センチで劣等感いっぱい、梅、馬刺し、明太子などなぜか赤い食べ物が好きなばるくちゃん。今後の活躍を期待する!
(羽石竜示)