第3回沖縄国際映画祭、主要上映ラインナップまとめ
●Peace部門
『犬の首輪とコロッケと』
長原成樹監督自身の自伝小説を映画化!韓国人のおとうちゃんの子供として生まれたセイキは悪ガキだったが、周囲のおかげで変わっていく。昭和の大阪・生野を舞台にしてセイキと家族と仲間たちが繰り広げる、なんだか笑えて、でもちょっとだけ泣けるそんなストーリー
『ゴーストライター・ホテル』
今まで1度も本を書き上げた事の無い作家志望の内海は、かつて文豪達がお忍びで宿泊し、作品を書き上げていたというホテル「本天堂」に望みを託し、そこで執筆を試みる。しかし、このホテルの別名は「ホーンテッド」。内海と同じ様に執筆目的で宿泊し、それでも書き上げられなかった作家達の魂の叫びが聞こえるゴーストホテルだった。
現実世界で、ごく普通の人間の前に、圧倒的な力を持つ“なにか”が襲いかかった時、絶望的な極限状況の中、人は何を考え、何が起こるのか?ロスの高級マンションに集まった、ごく普通の人々が目撃した、刻一刻と進んでいく地球征服の3日間。「2012」「アバター」等の驚愕映像を手掛けたVFXチームが、最新の映像技術と、冷徹なリアリティで描く、SFを超えた、新世紀の映像黙示録。
『津軽百年食堂』
同名の森沢明夫のヒット小説『津軽百年食堂』を2度の日本アカデミー賞監督賞に輝く大森一樹が、メガホンをとり制作。100年続いた大衆食堂の跡取りである若者が、故郷を離れ一人暮らす東京で出会った同郷の女性との恋や、父親との確執、家族との絆、故郷への反発と捨てきれない想いなどの様々な葛藤の末に成長していく様を描く。
『TSY』
ヤンキー高校生が、ひょんな事からタイムスリップ。しかし、そこで仲間と一緒に自分の未来を変えようと葛藤する青春時空移動ムービー。どこか諦めムードが漂っている今の日本の中においても「もしかしたら、運命は変えられるのでは?」と信じたくなる、ちょっぴり前向きになれる映画。
『唐山大地震-想い続けた32年-』
わずか23秒の地震が、32年にも及ぶ運命の物語の始まりだった。地震によって引き裂かれた家族の運命を中国のスピルバーグとも評されるヒットメーカー、フォン・シャオガン監督が丁寧に描く感動作。
『阪急電車 片道15分の奇跡』
電車内という限られた空間で、たまたま乗り合わせた乗客たちの人生が、ほんのちょっと重なり合い、影響しあう― 片道わずか15分のローカル線で起こる小さいけれど暖かい奇跡の物語。
『FLY! 〜平凡なキセキ〜』
大阪の町工場のさえない工員の満男の工場の事務員・ななみに片思い中。ななみは小1の男の子を育てるシングルマザーだが、満男にとっては高嶺の花である。ある日、草野球の試合中に満男は遠い星から偶然やってきた宇宙人と出会う。満男と同じく、さえない宇宙人との間に芽生えた友情と、それぞれの恋を描くヒューマン・ドラマ。
『Bruce Lee, My Brother』
伝説の武術の達人ブルース・リーの弟、ロバート・リーによって語られる伝記映画。香港でのブルースの青年時代を中心に、ポケットにわずか100ドルを入れて18歳で米国へ旅立つまでを描く。
『I hate Luv Storys』
アシスタント・ディレクターのジェイはラブストーリーが大嫌いだが、働いているのはラブストーリーを得意とする映画監督の職場。ある日、ジェイは映画館で会ったシムランに一目惚れしてアタックするが、彼女には婚約者がいるという。しかもシムランは次回作のアート・ディレクター、さらに悪いことにラブストーリーが大好きだった――。
『Round Ireland with A Fridge』
冷蔵庫を持ってアイルランド一周をヒッチハイクできるか?ネタがマンネリ化してきて人生に幻滅したコメディアンが、酔った勢いで受けた賭け。冷蔵庫とともに風変わりな人々に出会いながらアイルランドを旅する心温まるロードムービー。
『Simple Simon』
アスペルガー症候群のサイモンは、宇宙と科学が好きな18才。けれども人の感情を理解することができない。兄のサムが恋人に捨てられてから、サイモンの生活は混乱し始める。そこでサイモンは、サムの新しい恋人を見つけようと科学的で完璧なプランを立てていく――。
『Six Degrees of Celebration(原題:ELKI)』
タクシーの運転手とポップアイドル、泥棒と警察官、出稼ぎ労働者とロシア大統領、大晦日、全く境遇の違う者同士がそれぞれの窮地に追い込まれる。彼らを救えるのは奇跡?それとも地球上の全ての人は6人の人物を隔ててつながっているという「スモール・ワールド現象」か!?
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