新年初戦のカリアリ戦に向け、ミランの中盤がピンチを迎えている。MFケヴィン=プリンス・ボアテングが負傷したのだ。診断の結果は明確なものではなく、恥骨炎とのことだが、シンプルなものではないと見られている。実際、同選手は治療のためにミラノへの帰国を1月1日に早めた。これは、ボアテングがカリアリ戦を欠場することを意味しているが、次のウディネーゼ戦には復帰できる可能性もある。ただし、より欠場が長引くこともあり得るだろう。

マッシミリアーノ・アッレグリ監督は何かしらのアイディアを発明しなければならなくなる。中盤の選択肢は多くないのだ。ボアテングのほかに、マシュー・フラミニとアンドレア・ピルロも使えないため、指揮官はジェンナーロ・ガットゥーゾやマッシモ・アンブロジーニとともに、若手のロドニー・ストラッセルを起用しなければいけないかもしれない。

一方、前線ではアレシャンドレ・パトがチームメートとの練習と別メニューを少しずつ続けている。この数日、同選手はミニゲームに参加していなかったが、30日にはこれにも加わり、カリアリ戦に向けてアッレグリ監督に期待を持たせている。カリアリ戦ではズラタン・イブラヒモビッチが出場停止で、アントニオ・カッサーノはまだベストコンディションからほど遠いと見られている。

なお、負傷者に関して、GKマルコ・アメーリアも左薬指の脱臼で病院行きとなった。深刻なケガではなく、2日ほどの休息で十分な様子だ。

また、ロビーニョは「ミランにはチャンピオンズリーグを狙うために必要なものがある。僕らはこの数カ月で良い結果を残してきたし、まだ改善できる」とコメント。チームは高いところを目指せるとした上で、飛行機を逃して自身のドバイ入りが遅れたことには、次のように語った。

「時間に関して手違いがあったんだ。でも、今はここにいる。全員に謝るよ。もうこういうことは起きない。アドリアーノもいつも飛行機を逃していた? じゃあ、彼と僕が時間に正確な年を過ごし、たくさんゴールを決められるように願っているよ」