サミ・ケディラとメスト・エジル。今シーズンからR・マドリーに加入したドイツ代表の二人が驚きの活躍ですでにチームに欠かせない存在となっている。南アフリカW杯ではドイツ代表の中盤として、世界に名を知らしめた二人がR・マドリーでもさらに成長。ケディラは、シャビ・アロンソと中盤でかじ取り役を務め、エジルはC・ロナウド、イグアイン等と攻撃の中心になりR・マドリーを喜ばせている。

 まだスペイン語を習得できていない二人。だが、ケディラは、「仲間とはなんとかうまく理解し合えるようになっている。僕らはクリエイティブな選手で、シャビ・アロンソの助け役となることができる」とすでにチームにも溶け込んでいると語った。

 今シーズンはなんとか一つでもタイトルを獲得しなければいけないR・マドリー。「今のような戦いを続けられれば、何かしらのタイトルは取れると思う。チームとして戦い、ゲームをしっかりコントロールするのが大事」とケディラはシーズン終了まで今の戦い方で行くことがポイントになると言う。

 モウリーニョ監督の戦術にもフィットしているトルコ系ドイツ人の二人。コミュニケーションがスムーズに取れるようになれば、この二人が今後もチームの核となっていくはずだ。長期的なプロジェクトで基盤を築いているR・マドリー。若いドイツ人二人がR・マドリー改革のキーマンとなるかもしれない。

(スペイン通信)