渡辺尚 パソナキャリア代表取締役社長〜経験豊かなベテラン社員を採用し、競争力の強化を
雇用延長された団塊世代の引退で、今以上の人材採用難が予想される。急速に悪化する経営環境で生き残るため、競争力強化に資する即戦力人材の獲得やビジネスモデル転換に伴う人材戦略が重要になる。パソナキャリア代表取締役社長の渡辺尚氏に企業の人材サービス活用の状況を聞いた。

厚生労働省の試算では、50年後には毎年100万人のペースで人口が減っていくといわれています。出生数の減少もあり、今後、ますますベテランの採用や活用が必要になります。

 2007年問題では、団塊世代の大量退職が始まり、熟練した労働力が足りなくなるといわれていましたが、高齢者雇用安定法の改正により、企業の定年延長や再雇用が促進されたことによって、なんとか切り抜けてきました。

 しかし、数年後には、その方たちも退かれていくことを考えると、今以上に企業の人材確保は難しくなると予測されています。そのため、数年後には、企業規模を問わず、多くの企業が優秀な人材の獲得に、一斉に走り出すことが予想されます。

 そうなると地方企業や中小企業の人材採用難は深刻になるでしょう。この2〜3年間が、若い優秀な人材を採用する最後のチャンスと言って...(もっと読む

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