【エンタがビタミン♪】裕次郎を全く知らずに合格。徳重聡の「第二の石原裕次郎」オーディション仰天秘話。
俳優の徳重聡は第二の石原裕次郎を探す為の新人発掘オーディションでグランプリを受賞したことで知られる。彼はテレビ「ごきげんよう」で5万人強の応募者から勝ち抜いた奇跡のエピソードを語った。
2000年8月7日、石原プロにより『オロナミンC「1億人の心をつかむ男」新人発掘オーディション21世紀の石原裕次郎を探せ!』が開催された。同オーディションに挑戦した時、徳重聡は大学4年生だった。よくある話で、いとこが勝手に応募していたのだ。書類審査に合格したこともあり、彼は仕方なくオーディション会場へと向かった。
1月19日放送の「ごきげんよう」で彼が明かしたオーディションの経緯は聞く者を驚かせた。徳重はこの時点でオーディションの経験はなく、役者の勉強すらしたこともなかった。まったくの成り行きで受けたのである。
大学のサッカー部の寮で生活していた彼は埼玉から東京まで出てきて、オーディション会場のホテルへ到着した。東京はほとんど知らなかった彼だがオーディション開始15分前には着くことができた。しかし、ホテルが大きすぎて中で迷ってしまった。
「この部屋にはどういったらいいいですか?」
と尋ねるがたらい回しにされて、部屋がわからない。そうするうちに開始時刻1分前となったのである。
「遅刻はいけないだろう」
なんと彼はあっさりとあきらめたのだ。そしてホテルの喫茶店でコーヒーを飲んだ。
ところが、ホテルのコーヒーが1000円ほどしたのだ。大学生の身にはかなりきつい。電車賃も埼玉の熊谷から東京まで往復2000円はかかる。
「これは、それなりに経験しておかねば、もったいない」と彼は思い直した。
この時点ですでにオーディション開始から40分は過ぎていた。
しかし、彼がオーディション会場に行き、いきさつをありのままに話すと途中から受けさせてくれたのである。その頃には「裕次郎さんへの手紙」を書く試験が行われていた。みんなカリカリと音をたてて用紙が埋まるほどに書いている。徳重は実は石原裕次郎をほとんど知らなかったのだ。
書くことに困った彼は3行だけ
「はじめまして徳重聡です。
僕はあなたのことは全く知りません。
でも、もし僕が選ばれたらいつかあなたを超えて見たいと思います」
と書いたのだった。
一般の試験ならばまず不合格だろう。しかし、5万人の応募者の中で彼のような人物は二人といないことも確かだ。石原プロは彼にグランプリ賞を贈ったのである。
9年後の今、徳重はこのエピソードを話して「今思い出しても申し訳ない」と頭を下げた。
石原プロにだろうか、石原裕次郎にだろうか。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)
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大学のサッカー部の寮で生活していた彼は埼玉から東京まで出てきて、オーディション会場のホテルへ到着した。東京はほとんど知らなかった彼だがオーディション開始15分前には着くことができた。しかし、ホテルが大きすぎて中で迷ってしまった。
「この部屋にはどういったらいいいですか?」
と尋ねるがたらい回しにされて、部屋がわからない。そうするうちに開始時刻1分前となったのである。
「遅刻はいけないだろう」
なんと彼はあっさりとあきらめたのだ。そしてホテルの喫茶店でコーヒーを飲んだ。
ところが、ホテルのコーヒーが1000円ほどしたのだ。大学生の身にはかなりきつい。電車賃も埼玉の熊谷から東京まで往復2000円はかかる。
「これは、それなりに経験しておかねば、もったいない」と彼は思い直した。
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しかし、彼がオーディション会場に行き、いきさつをありのままに話すと途中から受けさせてくれたのである。その頃には「裕次郎さんへの手紙」を書く試験が行われていた。みんなカリカリと音をたてて用紙が埋まるほどに書いている。徳重は実は石原裕次郎をほとんど知らなかったのだ。
書くことに困った彼は3行だけ
「はじめまして徳重聡です。
僕はあなたのことは全く知りません。
でも、もし僕が選ばれたらいつかあなたを超えて見たいと思います」
と書いたのだった。
一般の試験ならばまず不合格だろう。しかし、5万人の応募者の中で彼のような人物は二人といないことも確かだ。石原プロは彼にグランプリ賞を贈ったのである。
9年後の今、徳重はこのエピソードを話して「今思い出しても申し訳ない」と頭を下げた。
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(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)
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