売上高の3割強が海外!日本発の学習塾「KUMON」が世界にクチコミで伝播する訳

公文アメリカの生徒
公文(くもん)式教育で有名な公文グループの海外展開は、思いのほか早い。ニューヨークに初めての海外教室を開いたのが、1974年。すでに40年近い歴史を持つ。
実は、この年は公文にとってはひとつのエポックを画す年でもあった。創始者であった公文公(とおる)が『公文式算数の秘密』(廣済堂出版)を書き、これがベストセラーになったのだ。この効果によって、公文は一気に国内の学習者数を増やすことになる。
もちろん、国内は少子化が進み、公文が得意とする小学生の数は減っている。だから、外に市場を求めていくという面がないとは言えないが、国際的な展開は公文公が、当初から描いていた夢であった。
公は1995年に亡くなり、後継者であった毅も、その2年後に亡くなる。二人の意志を引き継いで、公文は今も国際展開を進めている。それは単に収益を追いかけるだけではなく、創始者の理念を広め、その夢を実現しようという挑戦だけに、試行錯誤の繰り返しでもある。
よく知られているように、公文式教育法は高校の数学教師であった公が毅のために、手作りの算数の教材を作り始めたところから出発している。毅は公が作った教材を、夕食の前までにすませる。仕事から帰ってきた公はそれを添削して、アドバイスをつけて返す。そのやり取りの中から、生み出されたものだ。
続きはこちら
■関連記事
・太陽電池から鉄道、教育、介護まで 日の丸“元気印企業”総まくり!
・フィンランド学力世界一の秘密 〜教育庁参事官に聞く
・夏休みも各種特別授業で荒稼ぎ!スタンフォード大学の眠らないキャンパス
・絶対不可能を可能にしてきた業界の風雲児 厳冬の旅行業界で挑む「新たな秘策」(上)――ビッグホリデー社長 岩崎安利
・合言葉はダントツ!中国市場も深掘りする コマツ“建機遠隔管理ビジネス”の凄み
