――まさに現在行われている全国ツアー「touch Me!」では、ライブのMCで自分の思っていることをストレートに話されたり、今までとはテーマを変えてやられているんですか?

倉木:そうですね。構成とか演出も含めてなんですけど、今までより行動的でパワフルなステージを見せていきたいという所から、ダンサーさんも何名か入ってきて、バンドのメンバーも新しいメンバーに変わりまして。今回その新メンバーで、一からリハーサルをスタートして、ずっと行っている感じですね。

――ツアースケジュールでライブ会場を見ると、今まで行かれていない場所を選ばているような印象を受けたのですが。

倉木:そうなんですよ!まだまだ倉木麻衣自身を見たことがない、知らない人たちだったり、訪れていない所にも行って、自分の音楽に触れてもらえたらなぁ、という所で、今回は新しい場所が結構多めに入っています。

――すでに今まで訪れた場所で、何か新しい発見はありましたか?

倉木:それが、割と女性のファンの方が増えてきているな、というのをすごく感じましたね。そこで顔馴染みの、いつも来て下さっているファンの方以外に、女性の方がすごく増えてきたなって。

――今回はなぜ「touch Me!」というツアータイトルになったんですか?

倉木:「touch Me!」って言うと、本当に「触れてほしい」「触れてよ!」という、ちょっとダイレクトな感じになるんですけど。もうすぐ迎える10周年という節目を通して、より今の倉木麻衣の音楽だったり、自分自身にもっと触れてほしいなという所と、各地を回ってみて、色んな人の心の中まで入っていけるような、そういう「touch」ができるようなライブにしていきたいなという所から「touch Me!」に。

――ライブで着られている衣装は、ご自身でアイディアを出されて選ばれているんですか?

倉木:そうですね。「今回はこういう感じにしよう」とか、自分自身で選んで。リメイクしたり作ったりするのがすごく好きなので、ライブの衣装を縫ったり。

――ご自身でやられているんですか?

倉木:自分ができる範囲で、やってみたりしていますね。

――パンツルックが多いような印象を受けているんですけど。

倉木:そうですね。パンツ系が多いですね。自分らしくいられると思って。

――衣装以外の、普段の私服もそういう感じなんですか?

倉木:普段も本当にカジュアルな、動きやすいジーンズ系が多いですね。ちょっと女の子になってドレスアップしてみたいなと思った時は、スカートを履いたり。本当にごくたまーになんですけど、あります(笑)。

――歌詞の主人公と倉木さん自身とではまた違うキャラクターなのかもしれませんが、今回の「24 Xmas time」の歌詞の中にも、「7cmヒール」や「フレンチネイル」のような言葉が入っていたり、パンツルックの他にファッションに対してこだわっていることはありますか?

倉木:実際に、今日も7cm以上あるんですけどね(笑)。やっぱり女の子って「いつもよりちょっと大人っぽく見せたいな」とか「ドレスアップしたいな」という気持ちがどこかにあると思うんですよ。私もその1人で、「ちょっとキメたいな」という時とかに履いたりするんですけど。普段は本当にもうカジュアルで、動きやすいパーカーだったり、Tシャツが多いんですけど、最近は結構幅広くファッションを色々と楽しんでいきたいなと思って。季節的にも秋冬になるので、ストライプのジャケットとか、インナーでちょっとキラキラしたものとか着てみたいですね。

第1回「自分自身にもっと触れてほしい」(2008年11月19日)
第2回「100%満足したことは、今まで一度も無い」(2008年11月26日)
第3回「色んな人たちの背中を押してあげられるようなアーティストに」(2008年12月03日)

倉木麻衣 ニューシングル「24 Xmas time」特集(PC)
倉木麻衣 ニューシングル「24 Xmas time」特集(モバイル)