25日、2007-08シーズンのリーガが開幕した。優勝候補の一角レアル・マドリー、セビージャがホームで勝利を収めたため、バルセロナも開幕戦での勝ち点3獲得が必至となった。アウェイでの試合となるバルサだが、有利なデータがある。バルサは1995-96シーズン以来開幕戦で無敗。9勝3分と実に12年間開幕戦負けなしと強さを見せている。

　注目を集めるバルサのスタメンだが、ライカールト監督はロナウジーニョ、メッシ、エトー、アンリの“クアトロ・ファンタスティコス”のスタメン起用がないことを示唆。コンディションも上がってきているものの、5ヶ月間実践から遠ざかっているアンリがおそらくベンチスタートとなり、結果、状況次第で後半にもプレーしそうだ。また、プジョールは負傷により戦列離脱中、新加入のガビ・ミリートも出場停止処分のため欠場、テュラムもケガでフランス代表をリタイアとディフェンスに不安を抱えることになったバルサだが、そのテュラムも回復し、招集メンバーに名を連ねている。マルケスとともにディフェンスラインを統率することになるだろう。ラシン戦のスタメンは、

GK：バルデス
DF：ザンブロッタ、テュラム、マルケス、アビダル
MF：チャビ、トゥーレ・ヤヤ、デコ
FW：メッシ、エトー、ロナウジーニョ

が濃厚だ。

「我々はやる気に満ちあふれている。充実したプレシーズンを過ごし、チームとして少しずつ成長してきた。それだけに自信を持っている。バルサは優勝候補の一つ。しかし、そのためにはピッチ上で常に自分たちのプレーをし、ピッチの上で努力していかねばならない」。

　バルサの監督として5シーズン目を迎えるライカールト監督は、チームに手応えと自信を感じつつも、いつものように謙虚に語っている。まずは、開幕戦で勝利を収め、好スタートをきりたいところ。バルサがどんなプレーを見せてくれるのか、楽しみだ。

(スペイン通信)