18日、プレミア・リーグ第3節にてマンチェスター・ユナイテッドとマンチェスター・シティがダービーで激突する。前イングランド代表監督エリクソンに率いられたマンCは、1992年以来の開幕2連勝。このスタートダッシュには、レッジーナ（イタリア）から獲得したFWビアンキの活躍によるものが大きい。

　かつてラツィオを指揮し、イタリア・カルチョにも精通するエリクソンは手放しで喜ぶ。
「ビアンキの活躍には私自身驚いている。彼には大きな将来性がある。地方チーム（＝レッジーナ）にいながらゴールを量産する、というのは天賦の才能がなければできない」

　マンCには、FWコラーディ（元ラツィオ、パルマ）の他、今季フィオレンティーナからFWボジノフが加わった。エリクソンは「移籍市場が締まる31日までにあと数人、イタリアから選手を連れてきたい」と“MADE IN ITALY”ブランドに信頼を寄せている。

　エリクソンは、イングランド代表時代、代表選手を多く抱えるマンUのファーガソン監督と代表招集をめぐって幾度となく衝突した因縁がある。137回目のダービーを目前にして、マンUはFWルーニーが負傷、さらにクリスティアーノ・ロナウドも出場停止。
「（ラツィオ時代の）ローマ・ダービーの方がより危険だった」と余裕を見せるエリクソンにとって舞台の御膳立ては上々、といったところか。