14日、15日、チャンピオンズリーグ予選3回戦第1戦が行われ、バレンシア、セビージャともに白星発進で、チャンピオンズリーグ本戦出場への切符を半分手にいれた。

　メスタージャにエルフスボリ（スウェーデン）を迎えたバレンシアは、前半キックオフからボールを支配し、前半6分にビセンテのゴールであっさり先制。後半にはシルバ、モリエンテスの追加点が決まり、3-0と完勝。実力の差を見せつけた。

　翌15日、サンチェス・ピスフアンにAEKアテネ（ギリシャ）を迎えた昨シーズンのUEFAカップチャンピオン、セビージャ。前半からAEKアテネを上回ったセビージャだが、ゴールは奪えず0-0で試合を折り返す。後半開始2分、ルイス・ファビアーノのゴールで先制したセビージャはさらに勢いづき、67分にはヘスス・ナバスのパスをカヌーテが決め、2-0で快勝した。2得点にからんだヘスス・ナバス、左サイドで先発出場した新星ディエゴ・カペル、若き両ウィングのプレーが光り、チームの攻撃を牽引した。

　バレンシア、セビージャともにホームで先勝し、チャンピオンズリーグ本戦出場に大きく前進した。ともにアウェイでの第2戦を残しているが、第1戦を失点ゼロに抑えたことは大きなメリットであるし、両チームの戦いぶりを見る限り、大きく崩れるとは考え難い。もちろん油断は禁物ではあるが、スペインから4チーム揃ってチャンピオンズリーグ本戦に出場する可能性はかなり高いといえるだろう。第2戦は28日にセビージャ、29日にバレンシア、ともにアウェイで行われる。

(スペイン通信)