リーグ・アン、ランスのGKで過去にフランスのユース代表に選ばれたシャルル・イタンジュがリバプールに移籍した。レキップ紙が報じている。

　イタンジュは24歳、193センチ。2001年にフランス3部リーグのレッド・スター93からランス入りし、2003年にレギュラーとなって以来4シーズンにわたりランスの守護神として活躍してきた。しかしランスは、シーズンオフにベドラン・ルニエ（クロアチア代表）やベテランのロナン・ル・クロム（元オーセールなど）を獲得し、イタンジュは契約をあと1年残してルー新監督の構想から外れていた。

　リバプールとの契約は4年。“多国籍軍”リバプールの中で、ル・タレックに続く2人目のフランス人選手となる。イタンジュは、ベティス、マンチェスター・ユナイテッドのほか、クペが4ヶ月離脱することになったリヨンからも誘いを受けていた。リバプールでは、レイナに次ぐセカンド・キーパーを争うことになる。

　イタンジュは6シーズン在籍したランスを離れることについて、「素晴らしいサポーターやチームメイトと別れるのはつらい。しかしクラブの運営は、ちょっとした売春宿（メチャクチャの意味がある）だった」と捨てゼリフを残している。

　なお同じくランスのダニエル・クザン（FW）も、当初の報道通りグラスゴー・レンジャーズに移籍することが正式に決まった。