アルゼンチン対ウルグアイのエキシビション・マッチに参加し、元気な姿を見せたアルゼンチンの英雄ディエゴ・マラドーナ氏が、バルセロナのレオ・メッシとロサリオ（アルゼンチン）で再会を果たした。メッシの才能については世界のフットボールファンも認めるところではあるが、そのメッシを自身の後継者として自ら認めているマラドーナ氏もまた称賛の言葉を送っている。

　メッシはマラドーナの大のお気に入りの選手であり、マラドーナ自身それを隠そうとはしない。

「レオの才能に限りはない。これからだ。アルゼンチン代表の“10番”は彼に近づいていっている。彼がさらにビッグになれば、“10番”に相応しい選手になれるよ。ロナウジーニョを圧倒できるのはメッシだけ」。

　メッシに最大級の言葉を送るマラドーナ氏はさらに、「私たちは二人とも左利きであり、ワールドユースでも優勝し、バルサでプレーしている。これは偶然なんかじゃない。そう、二人とも誰にも見られることなく“手”でゴールも決めているよ（笑）」と共通点があることも強調している。

　母国の英雄から称賛の言葉を受け取ったメッシも「小さい頃、僕のパパは貴方のビデオをよく見せてくれたし、僕のママの夢はディエゴがいつか僕を指揮してくれることなんだ」と語り、マラドーナ氏を喜ばせている。

　そのメッシはバカンスを終え、新シーズンに向けてこれまで以上の意欲とともに6日にもバルセロナへと戻る予定だ。「バルセロナはとても良い補強をしたし、レオはこのチームで多くのタイトルを獲得するという期待に応えるだろう」とマラドーナ氏。

　メッシの活躍はマラドーナ氏の喜びであり、バルサファンの喜びでもある。母国の英雄の期待とエールを胸にメッシは新シーズンに臨む。彼の活躍に期待大だ。

(スペイン通信)