――今回の衣装は、今までのモノトーン系から若干カジュアルになった印象を受けているのですが、スタイリストさんを付けずに自分で選んでいるということで、今回の決め手は何ですか?

上木:決め手は無いんですけど、その時に着たいなと思った物を着ますね。今回はたまたま、「最近、ジージャンにジーパンを着ている人いなくない?じゃあ着ちゃおうよ!」みたいなノリですね。

――好きなブランドはありますか?

上木:最近は、HYSTERIC GLAMOURですね。上下バッチリ、ヒスですから!もう一年半ぐらい前から、ほぼ毎回、4、5、6枚目のシングルは全部HYSTERIC GLAMOURですよ(笑)。

――ジャケットに赤い車が映っていますが、免許は持っていますか?

上木:持ってないんです。毎年掲げる目標が「今年は免許を取るぞ!」なんですけど、また今年も取れずじまいで終わりそうですね。

――ドライブに行きたいですか?

上木:行きたいですね。車があれば、何も言わないで、勝手に行けるじゃないですか。逃げ出したくなったら、何処にだって行けるぜ!みたいな(笑)。街中は普段と変わらなくて面白みがないので、空が広い所に行きたいですね。

――海外で行ってみたい所は?

上木:海外にはまだ一度も行ったことがないので、良さを知らないんです。行きたいなとは思うんですけど、「何処に行きたいの?」と言われても迷う。強いて言えばエジプト。

――海外でレコーディングをしてみたいとは思いません?

上木:いいなぁーと思って、「行こうよ、そこでレコーディングしようよ!」とは言うんですけど。まぁ、どこで録ったって一緒だろう!そんなのは自分の実力のせいだろう!と(笑)。

――インディーズから数えると2年ほど経ちましたが、歌い方などが変わってきたと自分で感じることはありますか?

上木:それはありますね。段々、声を使う回数が増えていくじゃないですか。2年前はまだ声がタマゴ肌のようにツルッとしていたのが、なんか最近カカトみたいにガサッとしてきたような(笑)。でもそれはそれで、キー自体は普通に保っている状態だし、むしろその出し方、自分の喉という楽器の使い方を徐々に分かってきているとは思いますね。

――制作作業がスムーズになってきたということは?

上木:昔からレコーディングは早いので。本当に1時間とか1時間半、早い時は30分とかで終わるので、そこは変わってないですね。

――歌詞についてはどうですか?

上木:歌詞は相変わらず、もう時間が超・掛かりまくりですよ(笑)。今回も期間が短かっただけで、でき上がるまでの道程は長かったんですよ。

――そういう締め切りに追われている方が良かったりしますか?

上木:でも、切羽詰まっちゃうので。もう今日が締め切りなぐらい急がされると、全然ダメになっちゃう。「はぁ〜、できませ〜ん」(泣)みたいに。

――学生時代、テストは一夜漬けするタイプでした?

上木:一夜漬けというよりは、一時間漬け。一時間前に教科書に目を通して、「なるほどねー」みたいな(笑)。