――ライブ感のある曲などは、ライブ会場をイメージして歌うことはありますか?

上木:ありますよ。「明日のために」も、ライブでみんなと一緒に歌っている感じがして、曲自体がすごくポジティブで「明日へ向かおう!」という希望の感じなので、「こういう曲をみんなで歌えるのっていいなぁ」とか、「ライブでみんなはどういう風にノるんだろう?」とか思いながら歌っていますね。

――歌詞になっていない部分で、ライブのような掛け声もありますね。

上木:はい。そういう所とか、ライブで一緒に歌えるんじゃないかなと思います。

――今回の「明日のために」と「believin’ your heart …」は対照的な2曲ですが、実際の上木さんはどちらに近いのでしょうか。

上木:両方ですね。前向きでもあるけど、後ろ向きというかネガティブな部分は本当にたくさんありますね。でも一応、この2曲は同一人物なんですよ。「明日のために」は日中の自分、「believin’ your heart …」は夜の自分なんですよ。一日の自分の情景みたいなものをこの一枚のCDで、という感じですね。

――タモリさんみたいですけど、髪切りましたね。夏だからですか?

上木:(笑)。ズバリその通りです。暑いからです。

――インディーズの頃から長かったと思いますが、今ぐらい短いのはいつ以来ですか?

上木:何年ぶりだろう?一回、17歳か18歳の時に今よりももっと短くしたので、4年ぐらい前ですね。

――一年の内で好きな季節はいつですか?

上木:冬が好きです。夏は大のニガテなんですよー!よく「夏の女っぽいねー」と言われるんですけど、これっぽっちも好きじゃないので。むしろ、夏以外の季節だったらどれでもいい、というぐらい。暑いのは生きていられませんね。寒いのは着込んだらいいじゃないですか。暑いと脱ぐわけにいかないし、困りますね。

――ファーストアルバム「Secret Code」収録曲の「夏のある日」では、「スイカ」とか「セミ」とか出てきましたけど…。

上木:スイカは大好きですし、セミも鳴いている分には別に大丈夫。触るのはちょっと無理ですけどね。

――夏祭りとか行かないですか?

上木:あまり行かないんですよ。でも、アメとかを売っている夜店は、端から端まで行って全部買いたいぐらい大好きなんですよ!ただ、お祭りは人がゴチャゴチャしているのが苦手で。私はそういう難しいタイプなんですよ(苦笑)。

――花火を観たりは?

上木:花火はキレイなんですけど、音がうるさいですよね。…私、何でも否定してますね(苦笑)。やっぱり冬ですよ!夏が好きだと言う人は分からないかも…。

――舞台として、海を連想させる言葉がいくつか出てきますが、海は好きですか?

上木:これがまた、海も大のニガテなんですよ。泳げないし、揺らいでいる波を見るのが何とも嫌で。キレイな海だったら大丈夫ですけど、汚い海はダメですね。泳がなければ、ちょっと離れて見ている分にはいいんですけど。

――今回、ビデオクリップは撮りましたか?

上木:沖縄へ行って参りました。それで海は少し克服できたかなと思いますね。足だけチョコッと入れました(笑)。

――それ以前に海に入ったのはいつですか?

上木:もう何年も入ってないですね…(苦笑)。