引退試合のヤクルト・石川雅規 涙のラストマウンド 代打→リリーフ登板で空振り三振斬り 25年の現役生活に別れ 山田哲人も涙…最年長46歳、通算188勝の「小さな大投手」

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◆JERAセ・リーグ ヤクルト-中日(3日・神宮)

 通算188勝をマークして今季限りでの現役引退を表明しているヤクルトの石川雅規投手が、引退試合に臨んだ。

 昨年まで24年連続安打と打撃でも存在感を発揮してきた「小さな大投手」は、7回に代打で登場。池山監督の粋な起用に、神宮は大歓声に包まれた。高橋宏の前に三飛に倒れたが、ファンからは惜しみない拍手が送られた。

 8回、バットをグラブに持ちかえた。8月27日の巨人戦(神宮)で左肩を痛めた影響もあって1人限定の登板だったが、万感の思いを込めて慣れ親しんだ本拠地のマウンドに立った。

 552試合目の登板は126キロの直球、106キロのシンカーで追い込み、1ボールを挟んで126キロストレートで森を空振り三振に仕留めた。最後の投球を終えた石川の目には涙。石川コールの中、マウンドに別れを告げた。一塁では山田も目に涙を浮かべていた。

 神宮のマウンドには、青学大時代を含めると30年近い思い出が詰まっている。「学生時代から神宮球場で投げさせていただいて、プロでもたくさん。本拠地ですからね。本当に成長させていただいたマウンドですし、うれしい思いもたくさんあれば、悲しい、悔しい思いもたくさんしてきたマウンド。僕を育ててくれたというか、ホームというか、大事な実家みたいなもの」と回顧。「その球場で最後というのはすごく寂しい思いありますが、マウンドに対しても感謝というか、その場の雰囲気をしっかりとかみ締めながら投げたい」と意気込んでいた。

 この日はヤクルトナイン、ボールボーイらが石川の背番号「19」をつけてレジェンドの引退試合に臨んだ。

 ◆石川 雅規(いしかわ・まさのり)1980年1月22日、秋田市生まれ。46歳。秋田商で3年夏に甲子園に出場。青学大に進学すると、3年時の2000年にシドニー五輪に出場。リーグ戦通算51試合で23勝8敗など好成績を残し、2001年に自由獲得枠でヤクルトに入団。1年目の2002年に12勝を挙げて新人王を獲得し、以降は投手陣の柱としてチームを支えてきた。主なタイトルは08年の最優秀防御率(2・68)、ゴールデン・グラブ賞など。551登板で3165回2/3を投げて打者1万3343人に対した。188勝194敗、4ホールド、防御率3・94、27完投、9完封勝利。打っても24年連続安打を記録した。167センチ、73キロ。左投左打。※成績は10月2日現在