大谷翔平(C)ロイター/Imagn Images

写真拡大 (全2枚)

「ここ2カ月の中ではベストのショウヘイを見ることができると思っている」

【もっと読む】大谷翔平に来季“打者優先”の新二刀流プラン

 ドジャースのロバーツ監督が日本時間9月30日、オンラインのメディア対応でこう言った。

 大谷翔平(32)は負傷者リスト(IL)から復帰して、5試合しか経験していないものの、4日からスタートするプレーオフは期待できるというのだ。

 この日、球団公式Xは大谷が屋外でフリー打撃をしている様子を投稿。いつも室内で調整する大谷が、屋外でフリー打撃を行うのは5月以来らしい。

 ゴームズGMも同日、オンラインで取材に対応し、「ショウヘイとはいつもオープンに話をしているし、彼はいつもオープンだ」とコメント。意思疎通はしっかりできていると強調した上で、「選手たちはみな、準備ができている。それはショウヘイも同じだ」と言った。

 大谷の状態が回復しつつあるのは間違いないだろう。Xの投稿を見る限り、レギュラーシーズン最後の5試合と比べても力強いスイングだった。

「基本的にドジャース首脳陣は本音を明かさない」

 とはいえ、首脳陣の言うことを鵜呑みにはできない。「IL入りは考えていない」とロバーツ監督が話し、ゴームズGMが長期離脱を否定した直後、大谷はIL入りしているからだ。

 特派員のひとりがこう言った。

「基本的にドジャースの首脳陣は本音を明かしません。選手や組織にとってプラスになることに関しては冗舌でも、マイナスになるようなことは決して言わない。ロバーツ監督が大谷の処遇を決めるような重要ミーティングに入れてもらってないと言われるのは、球団幹部が情報の漏洩を危惧しているからというウワサすらある。そのロバーツ監督がポロッと『ショウヘイがラインアップにいるだけで相手にとって脅威になる』と漏らしたことがある。ドジャースの首脳陣は大谷が復調したと、あえて吹聴することによって、プレーオフで戦うであろう相手にプレッシャーをかけているのかもしれません」

 大谷はここ2年のプレーオフで計33試合に出場し、打率.248、11本塁打、24打点。打率はそれほどでもないが、出塁率は.390と高く、本塁打も3試合に1本放っている計算だ。

 昨年のブルワーズとのリーグ優勝決定シリーズでは、3連勝後の第4戦に「1番・投手」で出場。投手として7回途中無失点で白星を挙げれば、打者としては3本塁打を放ってリーグ優勝に貢献。このシリーズのMVPを獲得したようにプレーオフで勝負強い。

 大谷はラインアップにいるだけで相手にプレッシャーをかけられる存在だけに、首脳陣の「復調した」「心配ない」というコメントは割引が必要かもしれない。

  ◇  ◇  ◇

 今季は故障に苦しんだ大谷だが、二刀流に限界が訪れたと見るのが妥当だろう。米有力メディアからは「もう投げるべきではない」という主張も展開されている。では、来季はどのようなスタイルでプレーするのだろうか。●関連記事 【もっと読む】大谷翔平に来季“打者優先”の新二刀流プラン では、それらについて詳しく報じている。