【陸上】落合晃、快挙「自分らしいレースができて感謝の気持ちでいっぱい」 男子800mで64年ぶり金メダル 独走ぶっちぎり大会新でフィニッシュ…アジア大会
◆愛知・名古屋アジア大会 第11日 陸上(29日、名古屋・瑞穂公園陸上競技場)
男子800メートル決勝が行われ、日本記録保持者の落合晃(駒大2年)が、大会新となる1分44秒48で、62年ジャカルタ大会の森本葵以来64年ぶりとなる日本勢の金メダルを手にした。メダルは78年バンコク大会の石井隆士の銀メダル以来48年ぶり。
予選を全体トップで通過。迎えた決勝でも力強い走りを見せつけた。序盤から一気に加速し、前半400mを51秒45でトップで通過。ラスト400mも独走でぶっちぎった。2位のイラン選手に0秒62差をつけてフィニッシュした。雨天でのレースで、観客から熱い声援をもらった。日の丸を掲げたウイニングランで観客に快挙達成を報告。会場を見渡し「たくさんの声援をいただいいた。自分らしいレースができて感謝の気持ちでいっぱいです」と喜んだ。
落合は昨年4月に駒大に進学。環境の変化に苦労して思うように記録は伸ばせなかったものの、日本選手権同種目を2連覇し、昨秋の世界選手権東京大会にも出場した。
1年目に土台をつくり、飛躍を目指した今季は、5月3日の静岡国際で日本記録を樹立すると勢いを増して、同30日の「TWOLAPS MIDDLE DISTANCE CIRCUIT」でもアジア歴代2位となる1分43秒45で再び日本新記録を更新と進化を証明し、今大会につなげた。
アジアの借りをアジアで返した。25年5月のアジア選手権では5位、今年2月のアジア室内では後半に失速して2位に敗れたが、自国開催のアジアの頂点を争う大会で雪辱し、アジア王者に君臨した。
◆落合晃(おちあい・こう)2006年8月17日、滋賀・高島市生まれ。20歳。今津中から陸上を始め、滋賀学園高に進学。800メートルは2年時に全国高校総体で初優勝。3年時に日本選手権を初制覇し、全国高校総体は1分44秒80の日本記録(当時)で連覇。駒大に進んだ昨年、日本選手権2連覇。東京世界陸上代表入りも予選敗退。165センチ、57キロ。
