三菱「伝説の“本格4WD”」がフルモデルチェンジ!

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7年ぶりに復活した三菱自動車の新型「パジェロ」とはどんなモデル?

 三菱自動車工業(以下、三菱)は2026年9月2日、新型「パジェロ」を世界初公開しました。同年10月1日より予約注文開始予定です。新型パジェロとはどのようなモデルなのでしょうか。

 パジェロは1982年、本格的な悪路走破性と乗用車の快適性を融合させた新発想のクロスカントリー4WD車として初代が発売されました。

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 初代から4代目までの累計生産台数は329万台を超え、170以上の国と地域で親しまれてきました。しかし、2019年に国内向け、2021年に海外向けの生産を終了。そして5年のブランクを経て今回、復活が発表されました。

 5代目となった新型パジェロはどのようなクルマなのでしょうか。

 新型パジェロはデザインコンセプトに「グランドカリスマ-泰然自若-」を掲げています。水平基調でスクエアな力強いプロポーションをベースに、立体感あふれるボディへと進化させています。

 ボディサイズは全長4920mm×全幅1925mm×全高1910mm、ホイールベース2870mmです。最低地上高は230mmに設定されています。

 エクステリアは、三菱自動車のデザインアイデンティティ「ダイナミックシールド」を発展させたフロントマスクに、先進感あふれる特徴的なT字型フルLEDヘッドライトを採用。

 サイドでは初代パジェロのロールバーから着想を得た太めのCピラーを配し、リアには歴代モデルのスペアタイヤ意匠をオマージュしたヘキサゴンデザインが採用されました。

 フロントグリルは横桟タイプとハニカムタイプの2タイプを設定。どのグレードに対応するかは現時点で未発表です。

 インテリアは水平基調のインストルメントパネルに、14.3インチ(一部仕様では12.3インチを設定)の大型ディスプレイ2枚を並べた「モノリスディスプレイ」を採用。

 歴代パジェロの象徴だった3連メーターを現代的なデジタル表示として復活させた「マルチメーター」を表示することも可能で、高度計、方位計、傾斜角度などの走行情報をリアルタイムで確認できます。

 インパネやドアトリムには、京都の伝統技法「木目込み技法」を着想源とした合皮ソフトパッドとS字ステッチを施し、フラッグシップにふさわしい上質な室内空間を演出。

 高い静粛性にも配慮し、前後ドアガラスなどに遮音ガラスを採用するなど徹底した遮音対策により、全席で快適な会話が楽しめる環境が整えられています。

 室内は3列7名乗車のパッケージングを採用。2列目シートは150mmのロングスライドとタンブル機構を備え、乗降性と使い勝手を向上させています。

 3列目シートは大人が着座した際にも余裕あるヘッドクリアランスを確保し、つま先がシート下に収まるようにレイアウトが工夫されています。

 3列目シートをフラットに折りたたむことで、広いフラットな荷室スペースを作り出すことも可能です。

 パワートレインには、ワイドレンジのシングルVGターボを採用した専用開発の直列4気筒2.4リッタークリーンディーゼルターボエンジンを搭載。

 最高出力204PS・最大トルク480Nmを発揮します。新開発のスポーツモード付き8速ATとの組み合わせにより、発進から高速域まで力強くスムーズな走りを提供します。

 4WDシステムには、三菱自動車独自の「スーパーセレクト4WD-II(SS4-II)」を搭載。

 2H(後輪駆動)・4H(フルタイム4WD)・4HLc(センターデフロック)・4LLc(ローギア+センターデフロック)の4モードを任意選択でき、悪路での高い走破性と舗装路での扱いやすさが両立されています。

 加えて「S-AWC(スーパーオールホイールコントロール)」が採用されました。

 S-AWCは、フロントブレーキにより左右輪間のトルクを制御するAYC(アクティブヨーコントロール)、滑りやすい路面で駆動力を最適に配分して安定性を高めるASTC(アクティブスタビリティ&トラクションコントロール)、制動時のタイヤのロックや横滑りを防止するABSの3つの機能を統合制御し、さまざまな状況での4輪駆動を最適化します。

 7つのドライブモード(NORMAL/ECO/GRAVEL/SNOW/MUD/SAND/ROCK)に対応。オフロードでの信頼感を高めています。

 先進安全装備では、歩行者・自転車運転者・自動二輪車運転者の検知や交差点アシストに対応した衝突被害軽減ブレーキ(FCM)を搭載。

 また、レーダークルーズコントロールと車線維持支援を統合制御し、長距離移動時のドライバー疲労を軽減する高速道路同一車線運転支援「マイパイロット(MI-PILOT)」も備えます。

 三菱自動車として初採用の緊急時車線維持支援機能「ELA」では、前方カメラとレーダーで車線逸脱の危険を検知し、警報やステアリング制御でサポートします。

 新型パジェロは、2026年度以降世界約100カ国へ順次展開していく計画で、日本への正式投入は2026年度中と案内されています。

 なお、新型パジェロは型式指定取得前のため、商品情報やスペックは変更になる可能性があります。