洗濯には、衣類を分けたり、洗剤を使い分けたり、アイロンをかけたり、たたんで収納したりと、細かな作業がつきもの。今回は、カナダ在住のミニマリスト・筆子さんに、60代になって洗濯でやめたことを4つ教えてもらいました。当たり前と思っていることも、手放してみると、家事がぐっとラクになるかもしれません。

1:洗濯物を分けない

白いものも色ものも、タオルも衣類も、分けずに洗濯機へ入れています。分けようとすると、それぞれがたまるのを待つことになりますし、洗濯機を回す回数も増えます。

分けて洗うなら、仕分け用のカゴも2つ、3つと必要に。洗う回数が少なければ、その後の手間もその分減りますし、水も電気も節約できます。

色移りが心配、と思われるかもしれませんね。私は長年このやり方ですが、ほかのものに色が移って困ったことはありません。新しい服、色の濃い服をめったに買わないのも、理由の1つだと思います。

ちなみに、下着やソックスなど小さいものは、さっと洗えるので手洗いしています。

2:洗剤は使い分けない

洗濯に使うものも最低限です。柔軟剤を使うのは15年以上前にやめました。

衣類の乾燥には乾燥機を使っていますが、柔軟剤を使わなくても、ごわつきが気になったり、静電気で困ったりしたことはありません。

洗濯用の洗剤は1本だけ。おしゃれ着用も、部屋干し用ももっていません。普段着ているものがほとんど同じなので、洗剤を使い分ける必要がないのです。

洗剤が複数あると、どれを使うか考えることになるし、収納スペースも取り、家事の負担が積み上がっていくと感じています。

3:アイロンをかけない

アイロンももっていません。日本で会社員をしていた頃は、実家にアイロンがあったので普通に使っていましたが、カナダに来て、着るものがシンプルになってからは、アイロンをかけること自体がなくなりました。

今は、手入れに手間がかかる服は買いません。家で仕事をしているので、シャツやブラウス、スーツを着る機会もほとんどありません。外出するときは、コットンのハンカチはやめて、小さな汗ふきタオルを持ち歩いています。

アイロンがなければ、アイロン台もいりません。めったに着ない服のために、大きな道具を2つもち続けることはない、と考えています。

4:洗濯物をたたまない

わが家にはつくりつけのクローゼットがありますが、ついているのはハンガーをかけられるバーと棚だけです。

洗濯物は乾いたらカゴに入れたまま、10歩ほど先のクローゼットへ運びます。パーカーや羽織りもの、パジャマもその場でハンガーにかけ、下着、ソックス、Tシャツやスパッツなど、かけるほどでもない小さなものは、くるくる丸めて布のケースに。きちんと角をそろえなくても、丸めてしまえば形が落ち着きます。

服を引き出しに入れることは、もう何年もしていません。洗濯物の山ができるのは、たたむのをあとまわしにするせいかもしれません。たたまなくてもすむ収納なら、乾いた洗濯物をしまうのはとてもラクです。

道具を増やすより、やることを1つ減らす

洗濯に関して、かなり手を抜いているように見えるかもしれませんが、私の場合はこれで普通に回っています。

全部を一度にやめたわけではありません。シンプルな暮らしをするようになってから、これはなくてもいいかもしれない、と思ったものから順に手放しています。洗剤を1本に減らし、柔軟剤をやめ、たたむのもやめました。

まずは、おしゃれ着用や部屋干し用の洗剤が切れたとき、買いたさない実験をしてみてはどうでしょうか? それだけでも、買い物と収納の手間が1つ減ると思います。