スポニチ

写真拡大

 ◇欧州CL1次リーグ第1節 アストンビラ 3-2 クラブ・ブリュージュ(2026年9月8日 ブリュージュ)

 サッカーの欧州チャンピオンズリーグ(CL)は8日に開幕。アストンビラ(イングランド)の日本代表GK鈴木彩艶(24)が本拠でのクラブ・ブリュージュ(ベルギー)戦に先発フル出場し、3-2の勝利に貢献。日本人GKとして初のCLデビュー戦を白星で飾った。

 ついに日本人GKが世界最高峰の舞台に初出場。大事な開幕戦で鈴木は開始1分、いきなり制度の高いキックを披露。自陣ゴール前から右サイドでフリーの味方へスルーパス。50メートル以上の距離をいとも簡単に通すと、チーム最初のシュートチャンスへと繋がった。

 前半9分、FWビルジリにエリア内からシュートを浴びたがファインセーブ。左手のパンチングで冷静に敵のいないマイナス方向へと弾き、こぼれ球に詰めようとした相手にチャンスを与えなかった。

 試合は前半11分、スコットランド代表MFマッギンが先制ゴールを奪うも同19分に失点。GK鈴木がMFベトレセンの左足シュートに反応し飛びつくもノーチャンス。ゴール左隅を突く完璧なコースに決められ、1-1の同点に追いつかれてしまった。

 それでも同22分、MFブエンディーアが勝ち越しゴール。再びリード奪うことに成功。同42分には中盤でのボールロストからショートカウンターを受け、FWフーブスにミドルシュートを浴びたがGK鈴木がゴールを死守。すると同43分、セネガル代表FWジャクソンが移籍後初ゴールとなる追加点。3-1とし前半を終えた。

 後半16分にPKから失点。1点差に迫られるもGK鈴木はファインセーブを連発。同24分には相手CKからのヘディングシュートをポストにぶつかりながらも防ぎ、すぐさま浮き球に反応しガッチリキャッチ。落ち着いた対応で守り切って逃げ切り成功。チームは今季公式戦5試合目で初勝利を手にした。

 鈴木は2失点してしまったが大きなミスなくチームを支え、元スイス代表GKゾマーとの守護神対決も制し白星発進に貢献。攻撃では後半も高精度のロングフィードからビルドアップの起点となり、ベンチ前の名将エメリ監督から「グッド!!ザイオン」と大声で称賛される場面があるなど攻守に活躍した。