ホワイトソックス・村上 17戦ぶり待望30号!日本選手初MLB1年目での大台
◇ア・リーグ ホワイトソックス 4-6 ツインズ (2026年9月5日 シカゴ)
ホワイトソックス・村上宗隆内野手(26)が5日(日本時間6日)、ツインズ戦の初回に左翼へ先制2ランを放った。キャリア最高となる打球角度49度の「ムーンショット」は実に17試合、75打席ぶりの一発。節目の30号は日本選手では松井秀喜、大谷翔平、鈴木誠也に続く4人目で、メジャー1年目では初。チームは逆転負けも、地区優勝へ向けて村上がけん引する。
滞空時間は約7秒。シカゴの夜空に舞い上がった打球を地元ファンが一斉に見上げる。スタットキャスト導入後、歴代4位タイとなる、打球角度49度の「ムーンショット」。初回1死一塁でブラッドリーの外角スプリットを流し打った。打球が左翼ブルペンに舞い降り「率直にうれしい。芯では捉えていたけど、上がり過ぎたかな、と。いくとは思っていなかった」と喜んだ。
節目の30号。日本選手では4人目でメジャー1年目では初の快挙だ。松井秀が16本、大谷も22本だった数字を超えたが「僕にとっては通過点。まだまだ26歳だし、もっともっと高い目標を持って野球をやらないといけない」。ヤクルト時代に3冠王に輝いた22年には「世界の本塁打王」である王貞治を超える56本塁打を放った。目指す志は高い。
8月19日のカブス戦から16試合ノーアーチ。その間は59打数5安打の打率・085と苦境に陥った。原因の一つが打球が上がり過ぎたこと。この日の一発も高弾道だったが「もうちょっと角度を抑えられれば、もっといい打球もいくと思う。そこのちょっとした差」と、完全復活への道筋は見えている。
試合は逆転負けを喫したが、チームは低迷を脱出して地区優勝へと着実に歩を進める。村上の30号到達でC・モンゴメリー31本、バルガス30本と球団では18年ぶり4度目の「30発トリオ」が誕生した。2人とはともに球団最多タイの10度のアベック弾を記録。村上も「2人の存在は僕らの強みだし、チームメート全員が本当に心強い」とうなずく。
シーズンは残り20試合。「目標はケガをしないことだった。それは達成できなかったけど、結果というのは最後についてくるもの。毎日しっかり良い準備をして戦うことが今の目標」。最後に笑う。村上は最高の結果を手にする決意だ。
▼ヤクルト・池山監督 凄いね。スラッガーとして30発は目標でも憧れでもある。ケガもありながら30発打つというのは、力を持っていないとできないと思う。1本でも多く、チームのために、ファンのためにやってもらいたい。

