アクションカメラのGoProが約460億円で非公開企業のStarman Opticalに買収される、カメラ事業を継続しながらAIインフラ分野へ進出

世界的なメモリ不足を起因とするコスト上昇と売上減少で事業継続が困難に陥り、身売りを検討してきたアクションカメラメーカーのGoProが、非公開会社の光学機器メーカーであるStarman Opticalに株式の90%を2億8500万ドル(約460億円)で売却する合併契約を締結したことを発表しました。
GOPRO ENTERS INTO DEFINITIVE AGREEMENT TO MERGE WITH STARMAN OPTICAL, INC.

Struggling GoPro sells majority stake to optical maker Starman for $285 million | Reuters
https://www.reuters.com/legal/transactional/gopro-be-acquired-by-starman-optical-285-million-deal-2026-09-01/
GoPro Says It's Moving Into AI Data Centers As Part Of A $285 Million Merger
https://www.engadget.com/2248633/gopro-says-its-moving-into-ai-data-centers-as-part-of-a-dollar285-million-merger/
GoPro Says It's Moving Into Data Centers As Part of a $285 Million Merger - Slashdot
https://slashdot.org/story/26/09/01/1943244/gopro-says-its-moving-into-data-centers-as-part-of-a-285-million-merger
GoProはアクションカメラをはじめとする高度な光学技術や2500件を超える知的財産ポートフォリオを持つ企業です。そんなGoProはアメリカでAIデータセンター向け光トランシーバーを製造する非公開企業のStarman Opticalに買収される予定。光トランシーバーは、ネットワーク機器が光を使ってデータを送信できるようにするための機器です。GoProとStarman Opticalが合併することで、GoProの資本増強を図り、事業を成長させると共に、製品の製造をアメリカ国内で行うことができるという利点があると強調されています。
GoProは株式の90%を2億8500万ドルの現金で売却予定で、残り10%の株式はGoPro側が保有したままとなります。今回締結されたのは両社による合併契約ですが、株主の合意や規制当局の承認を経て、合併取引は完了することとなるため、取引完了時期は「2026年末頃」となる見込みです。

GoProは今後も上場企業として存続し、既存の消費者向け製品やサブスクリプションサービス、クラウドプラットフォームを全面的にサポートするととともに、より広範で多様な製品ロードマップへの投資を継続します。また、合併によりStarman Optical製のアメリカ製光トランシーバーがGoProの製品ポートフォリオに追加される予定です。これにより、GoProはAIインフラストラクチャという規模が大きく急速に成長している市場へと進出することとなります。
さらに、トランプ大統領がさまざまなアメリカ企業に対してアメリカ国内での製品製造を訴えかけていることから、アメリカ製品に対する需要が高まることを期待して、防衛・政府・ロボット工学・航空宇宙といった市場において、GoProの知的財産や光学・画像処理能力を活用することも予定されています。
