「日本のご主人様は誰だ!」被害訴えたミャンマー人労働者「棒で叩かれた」「胸ぐらつかまれ…」北海道で外国人労働者に暴行か【サンデーモーニング】
北海道の農場で働いていたミャンマー人の男性が、雇い主からの日常的な暴力を告発しました。いま、日本で働く外国人をめぐって、さまざまな課題が浮き彫りになっています。
【写真で見る】「胸ぐらをつかまれ…」 被害訴える“ミャンマー人従業員が撮影した映像”
「棒で叩かれた」被害訴えたミャンマー人労働者
北海道・京極町にある農業法人では、ミャンマー人など、多くの外国人が働いています。
ミャンマー人従業員が撮影した映像より
「何だその目?文句あるのか?言ってみろ!」
声を張り上げたのは、農場を取り仕切る町議会議員とみられます。
ミャンマー人従業員が撮影した映像より
「ちょっと来い。来いって、教えてやるから、こら!」
胸ぐらをつかまれ、引っ張られていきました。従業員は町議会議員とその息子から日常的に暴行を受けてきたといいます。
ミャンマー人従業員が録音した音声より
「アホか!(叩く音)」
ミャンマー人(音声より)
「どうして私の顔を叩くのですか?」
ミャンマー人従業員が録音した音声より
「仕事しないからだべ。言ったことも分からん」
“在留資格を取り消す”と脅しも...「心が張り裂けそう」
農場から逃げ出し、教会で保護されている女性たちはこう証言します。
保護されたミャンマー人従業員
「後ろから棒で2回叩かれました」
さらに、おしりを叩かれたり、胸を触られたりしたことも。
保護されたミャンマー人従業員
「恐怖と恥ずかしい気持ちでいっぱいになり、一日中ずっと泣いていました」
時には、“在留資格を取り消す”との脅しも...
ミャンマー人従業員が録音した音声より
「お前たちの雇い主だぞ。日本のご主人様は誰だ。在留カードを出せ、お前の在留(資格)をすぐ取り消してやるから」
被害を訴えるのは「特定技能」の在留資格で来日した、ミャンマー国籍の男女6人です。24日、このうちひとりが、暴行と傷害の疑いで刑事告訴しています。
記者会見では...
ミャンマー人男性
「私は日本人がどんなに優しいか思い浮かべ、一生懸命に働こうと思い、親が『別れたくない』と言うなか、何とか来日しました。いまは全く...心が張り裂けそうです」
いまや欠かせない存在の“外国人労働者” 様々な問題が浮き彫りに
現場作業や接客などの分野で働くことを前提とした「特定技能」の在留資格は、2019年4月から始まりました。
インドネシアから来日したマハトミさん。2026年の春、外国人女性としては国内初となる、バスの運転士としてデビューしました。
東急バス 運転士 マハトミ・リスマルタンティさん
「高校生の時、よくアニメを見て大学も、もっと日本語を勉強しました。その時もっと日本に来たいなって」
様々な業種で人手不足が問題となる中、外国人労働者は欠かせない存在となっています。
その一方で、政府は特定技能の受け入れ上限を設けたり、在留資格の更新手数料を大幅に引き上げたりするなど、ハードルを上げる政策も行っています。
高市総理(7月)
「外国人の受け入れの基本的なあり方について、多角的観点から検討を進める」
働く人の24人に1人が外国人という、いまの日本。様々な課題が浮き彫りとなっています。
