ウクライナのキーウ上空でとらえられたイラン製自爆ドローン「シャヘド」。韓国型自爆ドローンもこれと似た姿だが、海軍は戦闘実験が予想と異なり失敗したため関連写真の公開は取りやめた。[写真 ロイター=聯合ニュース]

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海は簡単には成功を許さなかった。韓国国防科学研究所(ADD)の主導で開発中の「韓国型自爆ドローン」が25日の初の海上戦闘実験で2度とも発進直後に墜落した。ロシアから関連技術を伝授された北朝鮮が自爆ドローンの大量生産に入った中で、韓国軍は技術の限界に直面した形だ。

イランのシャヘドに似た自爆ドローン生産か

この日午後、韓国海軍の1万4500トン級大型輸送艦「馬羅島(マラド)」の船首甲板。国防科学研究所と海軍は釜山(プサン)南方の公海上で韓国型自爆ドローンの海洋運用検証戦闘実験を取材陣に公開した。

「ブルルルン…」

国防科学研究所関係者が遠隔で始動するとイランの自爆ドローン「シャヘド」を連想させるエンジン音が甲板を揺るがした。シャヘドは低価格のピストンエンジン特有の大きな騒音のためウクライナ戦争でも恐怖の対象と認識されてきた。ロシアはシャヘドを基盤とした改良型を大量に運用している。

この日の実験の目標は自爆ドローンが「馬羅島」の右舷海上に浮かぶ高速無人標的艇を探知して打撃し、後続のドローンが標的が破壊されたかを確認する戦闘被害評価まで遂行するというものだった。

甲板に置かれた韓国型自爆ドローンは外形もシャヘドと似ていた。全長3メートル、重量150〜200キログラムに爆装量は数十キログラムという。船首に固定された車輪型発射台にはドローンを射出する長方形のキャニスターが2段で設置され、2発を連続発射できる構造だった。

「自爆ドローン、発進!」

午後3時30分、初めての試験。遠隔信号が入力されるとドローンは尾部から強烈な炎を噴き出しながら海の上に飛び上がった。標的の高速無人艇に向かって機体をひねった瞬間、1〜2秒後に機首が空に向かい大きく跳ね上がった。その後すぐ尾部から不安定な炎を噴き出してそのまま海上に逆さまに落ちた。発射から墜落まで何秒もかからなかった。ドローンが噴き出した濃厚な煙が甲板を覆った。視野が確保できず実際の戦闘状況が広がったような錯覚まで覚えた。

約2時間後に進められた2度目の試験も同じだった。発進3〜4秒後に同じく機首の跳ね上がり現象が現れ、ドローンはまた海に墜落した。結局標的探知と打撃、戦闘被害評価などこの日海軍と国防科学研究所が検証しようとしていた項目はひとつも評価できなかった。

軍当局の提案によりメディアに公開された戦闘実験が2度とも失敗したのは異例だ。海軍は実験直後に提供することにしていた写真と映像の配布を取りやめた。国防科学研究所は別途の事前リハーサルも行わないほど自信を見せていたが、ドローンは標的打撃どころか正常飛行段階にも至っていなかった。