【バレー】石川祐希が復調!首負傷乗り越え「いい感覚」 五輪切符懸けたアジア選手権へ光
◇バレーボール男子国際親善試合 日本1-3ブラジル(2026年8月25日 東京・有明アリーナ)
世界ランキング6位の日本が、同7位のブラジルに1―3で敗れた。7月のネーションズリーグ決勝大会で首を負傷していた主将の石川祐希(30=ジラート)が第2セットで攻守に奮闘し、7点をマーク。強敵に敗れはしたが、不安視された大黒柱が気を吐き、28年ロサンゼルス五輪の出場権が懸かるアジア選手権(9月4日開幕、福岡・北九州市立総合体育館)前の最後の対外試合で弾みをつけた。
寡黙な石川が吠えた。第2セット2―1の場面で、相手の強烈なスパイクをシングルブロック。第1セットを落として主導権を握られつつあった日本を派手なパフォーマンスで活気づけた。その直後には相手のブロック3枚をかいくぐるスパイクを成功。2連続得点で波に乗ると、その後はサービスエース、バックアタックもさく裂。五分に戻したこのセットを多彩な攻撃でけん引し「いい感覚で臨めて、結果としても良かった」と納得した様子だった。
不安を吹き飛ばした。7月のネーションズリーグ決勝大会では現地の中国・寧波入り後のウエートトレーニング中に首を負傷。大黒柱のパフォーマンスが落ちたことで、開幕13連勝のチームは準決勝で敗れ、メダルも逃した。今月18日の公開練習では別調整。この試合に向けて1週間前から練習を再開し、実戦形式を始めたのは前日だった。「個人的には徐々に上げて、いい形で臨めていた」と過程を振り返った。
敗れはしたが、16年リオデジャネイロ五輪金メダルの強敵に効果的なパフォーマンスを見せたことで復調を印象づけた。9月に控えるアジア選手権は前回23年大会も頂点に立ち、そのMVPが石川だった。「もっといい状態に持っていける。この調子でいけば問題ない」。手応え十分の石川は会場のファンに「アジア選手権、必ず勝ってロサンゼルス五輪の出場権を獲得するので楽しみにしてください」と宣言。アジアの戦い方も熟知する主将が、いよいよ戦闘モードに入った。
◆五輪への道 出場枠は開催国の米国と男女各11カ国。アジア選手権など各大陸選手権で優勝した5カ国が最短で決まる。さらに27年W杯で、出場権を獲得済みの国を除いた上位3カ国が決定する。残り3カ国は28年ネーションズリーグ1次リーグ終了時の世界ランキング上位3カ国が滑り込む。

