“桜一筋”17年半、39歳で初移籍のGKキム・ジンヒョンが栃木Cデビュー「今はこのチームのために全力を尽くしたい」
明治安田J2百年構想リーグの地域リーグラウンドでは、山形を相手にシーズンダブルを達成。好相性の山形と開幕戦で顔を合わせたが、前半35分にDFシモンズ・エイデンが退場したことも大きく響いた。アディショナルタイムを含めて約60分を10人で戦い抜き、カウンターやセットプレーからチャンスを作ったものの、最後までゴールを割ることはできず。今矢直城監督は「やはり10人になったことで、難しくしてしまった。それでも臆することなく、選手たちはゴールに向かったと思います。実際に相手GK(佐藤瑠星)のファインセーブがなければ、同点にするチャンスも何回もあった。自分たちの選手を誇りに思います」と振り返り、イレブンを称えた。
「栃木Cとして初めてのJ2ということで、みんなで歴史に残せるような準備をしてきましたが、残念な結果になってしまいました」。クラブ史上初のJ2開幕戦を勝利で飾れなかったことを悔やみつつ、それでもキム・ジンヒョンの視線は前を向いている。「どのユニフォームを着ていても、自分の気持ちは変わらない。栃木シティのユニフォームを着ている以上、このチームのために戦いたい」と改めて覚悟を述べた。
キム・ジンヒョンが明かす「自分の気持ち」とは、GKとしてピッチに立ち、チームの勝利に貢献することだ。「もちろん、それが一番ですし、自分の考えですけど、それができない時もあります。この1年半でそういった経験もしたので、今はこのチームのために全力を尽くしてやっていきたい」。これまでとは違う環境で迎える新たなシーズン。それでも、キム・ジンヒョンの思いは変わらない。「このチームのために」。その覚悟を胸に、今季のJ2を戦い抜く。
取材・文=三島大輔(サッカーキング編集部)

