「圧倒的な力で優勝する」大宮の23歳CB尾崎優成が臨む新シーズン…新体制で守備にも手応え
百年構想リーグで味わった悔しさを、新シーズンにぶつける。RB大宮アルディージャのDF尾崎優成は負傷離脱中に肉体強化にも取り組み、今季から就任したナルシス・ペラッチ・ナダル監督の下では持ち味のスピードが生きる守備にも手応え。「純粋に優勝しか考えていない」とJ2制覇への強い思いを口にした。
神戸のアカデミーで育った22歳は2022年にトップチームへ昇格し、翌23年にJ1デビュー。その後は育成型期限付き移籍で愛媛、秋田を渡り歩き、24年には愛媛でJ2リーグ33試合に出場するなど経験を積んだ。今年1月に大宮へ加入したものの、百年構想リーグでは序盤の負傷もあり6試合の出場にとどまった。
その離脱期間も成長につなげた。プロ入り当初は186cm75kgと登録されていたが、現在のJリーグ公式プロフィールは85kg。今シーズンのプロフィールから唐突な10kg増を問われると、尾崎は「75はたぶん高卒で入った時のまま」と笑う。それでも負傷後のリハビリ期間に「4kgぐらい増やして、しっかり体を作った」とも明かす。「百年構想リーグで怪我してしまったので、そこの悔しい思いも今シーズン全部ぶつける」と力を込めた。
肉体面だけでなく、ピッチ上でも新たな手応えを得ている。1日に行われた浦和レッズとのプレシーズンマッチではセンターバックで先発。最終ラインを高く設定し、前線から積極的にプレッシャーをかける新たな守備スタイルの中で、背後のスペースを何度もカバー。前半43分には相手のロングボールからFW小森飛絢を抑え込み、ファウルにはなってしまったが、ストライカーの突破をしっかり封じた。
「自分の持ち味はスピード。このハイラインではすごく生きると思う。僕はそこをすべてカバーできるような選手になりたい」(尾崎)
試合は2失点を喫したものの、尾崎は内容を前向きに捉えている。1失点目は自陣でのビルドアップのミス、2失点目はPKによるもので「流れから失点はしていない。そこを見ればすごくポジティブ」と強調。「浦和さん相手にこれだけやれたところを自信に変えながら、ポジティブに捉えて開幕に向けて準備したい」と手応えを口にした。
百年構想リーグでは失点の多さに苦しんだ大宮だが、新体制では守備の整理も進んでいるという。ナダル監督から一つの決まり事を与えられるのではなく、相手の状況に応じた複数の選択肢を提示され、選手自身がピッチ上で判断する。「アイデアの数がすごく多い。それを与えられて、自分たちが試合の中でチョイスしていくスタイルに変わっている」と説明し、「頭がクリアになった状態で守備できている」と変化を実感している。
さらに今季からアシスタントコーチに就任した元バルセロナCBのアンドレウ・フォンタス氏からも積極的に学んでいる。「いろいろ自分も聞いたりしている。自分にない考え方もあって、すごくいい刺激をもらっている」。大宮への期限付き移籍延長が決まった際には、将来的な神戸復帰、その先の海外挑戦も目標に掲げていた。22歳のセンターバックにとって、この一年はさらなる成長を遂げる重要なシーズンにもなる。
まず見据えるのは、大宮でのタイトルだ。「もう本当に純粋に優勝しか考えていない。目の前の一試合一試合を絶対に勝って、とにかく多く勝ち点を積み重ねて、圧倒的な力で優勝する」。負傷の悔しさを糧に身体を作り直し、守備の引き出しも増やした尾崎が、新生大宮の最終ラインを支える。
(取材・文 石川祐介)
神戸のアカデミーで育った22歳は2022年にトップチームへ昇格し、翌23年にJ1デビュー。その後は育成型期限付き移籍で愛媛、秋田を渡り歩き、24年には愛媛でJ2リーグ33試合に出場するなど経験を積んだ。今年1月に大宮へ加入したものの、百年構想リーグでは序盤の負傷もあり6試合の出場にとどまった。
肉体面だけでなく、ピッチ上でも新たな手応えを得ている。1日に行われた浦和レッズとのプレシーズンマッチではセンターバックで先発。最終ラインを高く設定し、前線から積極的にプレッシャーをかける新たな守備スタイルの中で、背後のスペースを何度もカバー。前半43分には相手のロングボールからFW小森飛絢を抑え込み、ファウルにはなってしまったが、ストライカーの突破をしっかり封じた。
「自分の持ち味はスピード。このハイラインではすごく生きると思う。僕はそこをすべてカバーできるような選手になりたい」(尾崎)
試合は2失点を喫したものの、尾崎は内容を前向きに捉えている。1失点目は自陣でのビルドアップのミス、2失点目はPKによるもので「流れから失点はしていない。そこを見ればすごくポジティブ」と強調。「浦和さん相手にこれだけやれたところを自信に変えながら、ポジティブに捉えて開幕に向けて準備したい」と手応えを口にした。
百年構想リーグでは失点の多さに苦しんだ大宮だが、新体制では守備の整理も進んでいるという。ナダル監督から一つの決まり事を与えられるのではなく、相手の状況に応じた複数の選択肢を提示され、選手自身がピッチ上で判断する。「アイデアの数がすごく多い。それを与えられて、自分たちが試合の中でチョイスしていくスタイルに変わっている」と説明し、「頭がクリアになった状態で守備できている」と変化を実感している。
さらに今季からアシスタントコーチに就任した元バルセロナCBのアンドレウ・フォンタス氏からも積極的に学んでいる。「いろいろ自分も聞いたりしている。自分にない考え方もあって、すごくいい刺激をもらっている」。大宮への期限付き移籍延長が決まった際には、将来的な神戸復帰、その先の海外挑戦も目標に掲げていた。22歳のセンターバックにとって、この一年はさらなる成長を遂げる重要なシーズンにもなる。
まず見据えるのは、大宮でのタイトルだ。「もう本当に純粋に優勝しか考えていない。目の前の一試合一試合を絶対に勝って、とにかく多く勝ち点を積み重ねて、圧倒的な力で優勝する」。負傷の悔しさを糧に身体を作り直し、守備の引き出しも増やした尾崎が、新生大宮の最終ラインを支える。
(取材・文 石川祐介)

