のれんが看板と笑顔で話す小林さん(神奈川県綾瀬市で)

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 【神奈川・さがみ】綾瀬市吉岡で露地野菜を栽培する小林裕季さん(76)が、自宅に設置したロッカー型自動販売機にのれんを取り付け、利用者の目を引いている。日よけになるだけでなく、野菜の直売所とひと目で分かる目印にもなっており、売り切れる日も増えたという。

 のれんは縦130センチ、横250センチで、布は七つに分かれている。「野菜」と「直売所」の文字を白と黒の2色で配し、文字から飛び出す矢絣(やがすり)模様が目を引く。通りがかった人にも野菜を販売する自動販売機だと分かりやすく、日差しを遮る役割も果たしている。

 小林さんは長年、自宅前に無人直売所を設け、新鮮な野菜を多くの人に届けてきた。しかし近年は、代金を払わずに商品を持ち去られることが増加。昨年4月、自宅の新築を機にロッカー型自動販売機を導入した。

 自動販売機のロッカーは中型と小型を合わせて33個。商品ごとに価格を設定でき、つり銭も出る仕様にした。年間を通じて1回に9品目ほどを並べられるようにしている。

 のれんを設置してからは、これまで以上に客の目に留まるようになり、売り切れることも多くなった。売り切れた際には畑へ収穫に向かい補充する。多い日には1日3回も補充するという。

 のれんは、日よけを考えていた際に息子の助言を受けて作製。小林さんは「のれんがあると、のぞいて行ってくれる。雨の日は出していないので、売れ行きが違う。今ではうちの看板になってきている」と笑顔を見せる。

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