フーシ、紅海でサウジのタンカー攻撃と主張 衛星画像に炎上するタンカーか

(CNN)イランを後ろ盾とするイエメンの反政府武装組織フーシは、サウジアラビアの石油タンカー2隻を現地時間23日午前に攻撃したと主張した。米航空宇宙局(NASA)の衛星画像には、紅海で炎上するサウジ船籍のタンカー「エンセリア」が写っているとみられる。
CNNによる海運データの分析によると、画像に見える明るい点は、エンセリアが自動船舶識別装置(AIS)を通じて送信した位置情報と一致する。前日の衛星画像では同じ位置にそうした明るい点は確認されておらず、この光点が新たに出現したことがうかがえる。
国営サウジ通信は匿名の運輸当局者の話として、エンセリアは「紅海を航行中に狙われ、船首で火災」が発生したと報じた。「乗員は全員無事」という。
英海事貿易機関(UKMTO)は、サウジの紅海沿岸シュケイクの南西70カイリの場所でタンカーに「正体不明の投射物」が衝突し、「船内で火災が発生した」と報告した。
船の名前は公表しなかったものの、UKMTOが提供した位置情報は衛星画像に写る明るい点や、エンセリアが発信していたAISの位置情報に一致している。
NASAのVIIRS(可視赤外撮像放射計)のセンサーは、夜間の微弱な光や熱放射を捉えることができ、火災を検知するのに十分な感度を備える。
ロイター通信によると、フーシの軍事報道官はサウジアラビアに対する「海上作戦を継続する」と表明。「封鎖には封鎖で応じる、という方針を貫く」と述べた。
