ABS秋田放送

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サッカー・ワールドカップ日本代表の活躍に盛り上がっています。

以前は日本代表は組織では戦えても肉体面=フィジカル面で劣るため1対1の部分で負けてしまう、なんてことも言われていましたが、最近は技術のみならず、フィジカル面でも世界と渡り合えるレベルにきています。

そのフィジカルのトレーニングについて、今月、秋田商業高校サッカー部のOBによる子どもたち向けの講習会が開かれました。

テーマは「正しい体の使い方で走りは変えられる」です。

サッカー日本代表を夢見る小中学生が集まった講習会。

「ピ!そこからごろん」
「息を吐きながら起きる」

しかし、一向にボールには触らず。

「これはちゃんと腹筋に入るかどうかが大事だからね。肩とか首とか、さっきいったとこに入っちゃだめだよ」

指導にあたるのは美郷町出身の高橋海陽さん、26歳。

現在は千葉県を拠点にサッカーに特化した、トレーナーとして活躍しています。

実はこの方…

2018年 廣田アナ実況
「いいところに出しました。5番の高橋。クロス。ゴール前、あとは触るだけというようなボールでしたが、5番の高橋海陽の見事なボールでした」

秋田商業高校サッカー部出身で、冬の選手権・全国ベスト8も経験しました。

廣田アナ実況
「将来の夢は理学療法士と話します。自身が疲労骨折で苦しんだときに助けてもらったので、今度は自分がケガで困っている人を助けられる人になりたいと話しています」

高校時代からしっかりと将来を見据えていた高橋さん。

廣田アナ
「ここに理学療法士」
高橋海陽さん
「そうですそうです」

夢をかなえ、理学療法士の国家資格を(大学を卒業した)3年前に取得しました。

高橋海陽さん
「入口はそこだったんですけど、いまはやっぱりパフォーマンスをあげて僕自身もパフォーマンス上がらなくて苦しんだ時期がすごいあったのでそれこそケガをした時期も含めて、それをみんなにはきっかけを作ってあげて、少しでもレベルアップしてもらえればいいかなと思ってます」
廣田アナ
「立派になられて」
高橋海陽さん
「いやいやとんでもないです」
廣田アナ
「当時は丸刈りの印象しかないから」
高橋海陽さん
「僕も8年前からはだいぶ大人になったかと思います」
廣田アナ
「パーマなんてかけちゃってって」
高橋海陽さん
「ほんとですよね。僕も考えられないですよね、ふふ」

指導する活動の場を広げ、筋肉や体の使い方=フィジカル面を指導するトレーナーとしてJ1・柏レイソルの育成組織などで実績を積んできました。

走りの速さは才能や運動神経ではなく、「体の使い方」 が大切だということで、この日は2つのポイントに絞って指導しました。

<ポイント①腹筋>

高橋さんが参考に見てみてほしいとあげたのが、ワールドカップを戦うフランス代表のエースストライカー・エンバペ選手。

体の使い方が世界トップレベルの速さにつながっているというんです。

高橋海陽さん
「世界で一番足速い選手なんだけど」
「背骨からこうやって走る」
「なんで速いかって言ったら腹筋を使って背骨をぐにゃぐにゃ動かしながら走るの。だからその練習します。次はイモムシの練習です」
「このまんまひねってく。えー。でこっから戻る。えー。みんなすごいおれ気持ちよくできるわ」

手足を、強く、スムーズに動かすために、体の幹となる腹筋がすべての土台になります。

子どもたち
「(やってみる)あ~ムズイ。腹筋が疲れる」

<ポイント②足首>

高橋海陽さん
「みんなたぶん走ってるときこうなってるの」
「親指の付け根で走ってる。自分の走り見ればわかるけど」
「でも彼らはつまさきのここで蹴ってる。ここ分ね、前に多く進めるの。こういう観点からも」
「足首をすごいあげるのは大事だし、あとサッカー選手って足首をぐねってひねっちゃう捻挫 というケガすごい多いです。これの予防にもなります」
「前足に体重全部乗せてね。かかとギューっとあげる」

足首周りの筋肉を鍛え、固く、押し出すように地面を蹴ることが速さにつながります。

高橋海陽さん
「あげるあげるあげる」

正しい体の使い方が身につくと速く走れるようになり、それが今度はキックなどのほかの動作にもつながるといいます。

高橋海陽さん
「ミスってもいいからさ。どんどんチャレンジしよう」
「ミスを繰り返せば繰り返すほどうまくなる。だからねこれみんな、自分ができる範囲のプレーをするんじゃなくて、ちょっと無理かもなっていうプレーにどんどん挑戦してみ。これはフィジカルも同じだし、サッカーにおいても同じ」

失敗や間違いからの気づきが成長につながるという高橋さん。

子どもたちに挑戦し続けることの大切さを伝えました。

参加した小学生
「もっと踏ん張れるようになりました」
「毎日しっかりサボらないようにできるようにがんばりたい」
「走る時とか姿勢とか悪くて遅くなっちゃうんですけど、そういうのも気を付けて足を速く走りたい」

高橋海陽さん
「秋田の高校も全国でもう一回当たり前に勝てるようにどんどんなっていきたいですし」「僕が一番最後目指しているのは日本代表のワールドカップ優勝というところに僕自身貢献したいんですよ。そういう選手が秋田からどんどん生まれていってくれれば僕も一緒に関わってサポートさせてもらえればすごくやりがいもありますし楽しいと思うんでそういったところで貢献したいなと考えてます」
廣田アナ
「立派になられて‥」

♢♢♢♢♢

高橋さんは、「現代サッカーはフィジカル能力がベースで、その上で、サッカーで何ができるのかが高いレベルで求められている」と話していました。

技術だけでなくフィジカル面の強化も強くなるための必須条件となっていきそうです。

高橋さんは、来月19日には名門・群馬の前橋育英高校のトレーナーとともに秋田市でスピードを測る測定会を予定するなど、今後も月1回のペースで秋田で活動を続けることにしています。

※6月29日午後6時15分のABS news every.でお伝えします
※映像の権利の関係で一部修正・短縮しています