「これは単なる親善試合でもなければ、平凡な大会でもない!」急遽就任のルナール監督、チュニジア代表にゲキ
日本代表が現地時間20日に対戦するチュニジア代表。同国は14日に行われたワールドカップ初戦、スウェーデン代表との試合で1−5の大敗を喫した。チュニジアサッカー連盟は試合直後にそれまで率いていたサブリ・ラムシ氏を電撃解任。大会期間中としては異例の指揮官交代に踏み切った。
そして新たに指揮官の座に就いたのが、フランス国籍のエルベ・ルナール氏だ。今年4月までサウジアラビア代表の監督を率いており、日本代表とはワールドカップアジア最終予選で幾度となく対戦している。またサウジアラビア以外にも、ザンビア代表やコートジボワール代表、モロッコ代表といったアフリカ各国でも指揮を執った経験を持つなど、豊富な国際経験を誇る。
同メディアによればルナール監督は選手たちの前で「ワールドカップ初戦でスウェーデンに1-5で敗れた。5失点もしたのだ」と発言。「これは単なる親善試合でもなければ、平凡な大会でもない。私たちはワールドカップを戦っているのだ」と強調し、「何百万人ものチュニジア国民が、私たちを応援するために多くを犠牲にしている。それなのに、このように簡単に降伏する姿を見せるのか。君たちの誇りはどこにある?ここへピクニックに来たつもりの者、あるいは記念写真を撮りに来たつもりの者がいるなら、それは大きな勘違いだ。そういう者は今すぐ荷物をまとめて帰っても構わない」と叱責した。
その一方で、ルナール監督は厳しく叱責するだけでなく、選手たちを鼓舞する言葉も投げかけた。
「過去のことはどうでもいい。言い訳も、前の監督も、前の戦術もどうでもいい。私が気にしているのは、君たちがこれからどうするのかということだ」
「よく聞いてくれ。まだ遅くはない。日本とオランダとの重要な試合が2試合残っている。計算は明確だ。男らしい反応とピッチ上での強烈な衝撃が必要だ。スタメン入りを望む者は、このユニフォームのために命を懸ける覚悟があることを練習で証明しなければならない。私の下では誰もポジションを保証されていない。闘志と闘争心を持った者だけがプレイできる。目を覚ませ、胸を張れ。我々は国家の使命を帯びてここにいる。このワールドカップから頭を垂れて撤退するわけにはいかない」
ルナール監督はサウジアラビアを率いていた前回のカタール大会の初戦、アルゼンチン戦の時も選手たちを叱責。「君たちはただメッシと写真を撮りに来ただけか」と発破をかけ、チームを鼓舞した。その結果、アルゼンチンに2-1の金星を挙げる大番狂わせを演出した。今回のチュニジア代表でも、再び“劇薬効果”を発揮できるか注目が集まっているようだ。
