ミランのアンチェロッティ監督も認めるジェラード<br>【photo/B.O.S.】

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 欧州チャンピオンズ・リーグ(CL)の準決勝でチェルシーを破り、ファイナル進出を決めたリバプール。奇しくも、決勝の対戦相手が前回ビッグイヤーを獲得した2004-05シーズンと同じACミランに決まるなど、“イスタンブール奇跡”の再現を期待する声が高まる状況に、キャプテンのMFスティーブン・ジェラードは「この大会では負ける気がしない」と豪語している。

「3シーズンで2度目の決勝進出なんて、本当に素晴らしい結果だ。国内リーグでは結果が出ていないけど、僕らは欧州の大会で真価を発揮するチームなんだ。他のチームにとっては、悪夢のような存在だと思うね。だって、僕らは最後まで決して試合を諦めない。それこそが、この大会を戦い抜く秘訣だ。はっきり言って、対戦相手はどこだって構わない。チェルシー戦の勝利が決まった瞬間、僕の脳裏にはビッグイヤーを掲げるシーンが浮かんだ。もう一度トロフィーを掲げることが出来れば、本当に素晴らしいね」

 さらに、今シーズンのCL得点ランキングで、ミランのMFカカに次いで2位につけるFWピーター・クラウチは、決勝戦が待ちきれないと語っている。

「僕らは欧州の大会で結果を残すチーム。これは今後も続くだろうと思う。特に決勝戦ではね。僕らはチェルシーに近づきつつあると思う。確かに、プレミアリーグではかなり離されているし、それは今後の課題だ。でも、CLでは負ける気がしない。プレミアの試合もまだ残っているけど、とにかく決勝戦が楽しみで仕方がないよ」

 バルセロナやチェルシーなど、欧州の強豪を次々と倒して決勝進出を決めたリバプール。一発勝負に真価を発揮するチームの真骨頂が、5月23日のアテネ・オリンピック・スタジアムで披露されるはずだ。