ロナウドの勢いが止まらない。7日のセリエA第31節、エンポリをホームに迎えたACミランはFWロナウドの華麗な跨ぎフェイントからの先制点で流れを掴み、終わってみれば好調エンポリを相手に3−1の完勝。1得点1アシストの大活躍を見せたロナウドを、翌日付の現地紙が大絶賛している。主な現地紙の採点と寸評は以下の通りとなった。

<ガゼッタ・デッロ・スポルト>
7.5=華麗に踊り、相手DFも躍らせた。得点後にはカカやジラルディーノに絶好のパスを送る。ピッチ上でひっそりとする場面もあったが、スペースを見つけるやいなや“ロナウド”に戻る。

<コリエレ・デッロ・スポルト>
7.5=パスに追いつかないなど、試合開始直後は重かった。執拗な跨ぎフェイントで相手DFプラタリを酔わせ、強烈な一発をお見舞いした。

<コントロ・カンポ>
8=フェノメノ(怪物)らしさを発揮。得点の感覚・感触ともに熟知している。スペクタクルだった。

 MVPロナウドの活躍もあり、勝ち点を「47」に伸ばしたACミラン。4位パレルモがホームでカリアリ相手に1−3で敗れる波乱もあり、念願の欧州CL出場権獲得まで勝ち点「1」と迫った。ACミランでの今季欧州CL出場資格を持たないロナウドが、来季の出場権を掴み取るために全開モードに突入した。

佐藤 貴洋