カメルーン代表MFの獲得を巡り、アーセナルとマンチェスター・ユナイテッドが争奪戦を繰り広げている。ターゲットとなっているのは、フランスのリールで活躍するMFジャン・マクンだ。この23歳は、プレミアリーグを代表する2チームから、獲得の打診を受けたことを明かしている。

 マクンがまず名前を挙げたクラブはアーセナル。このカメルーン代表MFは、フランス人指揮官のアーセン・ベンゲルから直接のラブコールを受けたという。

「アーセナルは移籍先の候補だ。彼らのスカウトが僕の試合を観に来たのは知っているし、ベンゲル監督からも直接電話をもらったことがあるんだ」

 さらにマクンは、現在プレミアリーグで首位を走るマンチェスター・ユナイテッドからも、「昨シーズン接触があったのは事実だ」と獲得の打診があったことを明かし、「まだ僕に興味を持っているはずだよ」と、今シーズン終了後に移籍する可能性を示唆した。

 2001年からリールでプレーするマクンは、すでに100試合以上の出場を記録している。さらにカメルーン代表としても、2004年のアフリカ・ネーションズ・カップに出場するなど、国際経験も申し分ない。高い守備能力と得点能力を兼備するマクンは、来シーズン以降のプレミア2大クラブの浮沈を左右する可能性を秘めているかもしれない。