残留宣言で移籍騒動は終焉に?<br>【photo/B.O.S.】

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 4日、バルセロナは恒例の公開練習を行ったが、誰もが楽しみにしていたロナウジーニョの姿は残念ながらミニエスタディにはなかった。そのロナウジーニョは同日午後、彼のオフィシャルサイト“www.ronaldinhogaucho.com”のスポンサーであるジョレット・デ・マル市のイベントに参加するため同市を訪れ、地元の人々を大興奮の渦に巻き込んだ。記者会見でもやはり話題の中心はロナウジーニョのACミラン移籍の話題。

「僕はここ(バルセロナ)でハッピーだし、これから何年も続けていきたい。僕の望みはバルサでのプレーを最大限楽しんでいくことだけ。僕がしなきゃいけないことは、ピッチでプレーし続け、いつも僕に声援を送ってくれるファンのみんなに喜びを与えること」。

 周囲のACミラン移籍騒動にも冷静に、そして2010年までのバルセロナとの契約を全うするつもりであること強調。改めてバルサ残留を宣言している。

 また、公開練習を欠席し、ミニエスタディに集まったファンをがっかりさせてしまったが、「個人的な仕事のプログラムもあるし、一度にすべての場所に行くことはできない。そうできれば、そうするよ。でも、無理な話。僕は1人しかいないからね」とコメント。批判されることを牽制している。

 彼の兄で代理人のロベルト・デ・アシス氏、チキTD、ソリアーノ副会長との間での三者会談ではロナウジーニョの残留のコンセンサスを得た。ロナウジーニョの契約延長を含む契約の見直しはこれからの話し合いとなっていくが、ロナウジーニョが改めてバルサ残留宣言をしたことで、ACミラン移籍騒動に終止符が打たれる形となりそうだ。

(スペイン通信)