インターナショナルウィークが明け、リーガが再開される。終盤戦突入となる第1戦、10勝3分とホームに強いバルサが、2勝5分6敗とアウェイにめっぽう弱いデポルをカンプ・ノウに迎え撃つ。

 前節、アウェイでのレクレアティーボ戦でチーム本来の力を見せつけ0−4と快勝。4ヶ月ぶりにアウェイ戦を制し、内容ともに強いバルサが戻ってきたと感じさせている。さらに、エトーとメッシがゴール嗅覚を取り戻したことも終盤戦に向けてのプラス材料だ。デポル戦にデコは出場停止処分により欠場。また、マルケスもメキシコ代表から戻ったばかりであることから招集メンバーから外れている。このためエジミウソン、チャビ、イニエスタが中盤を形成、3トップはロナウジーニョエトーメッシのトリオだ。

 一方、現在12位と低迷するデポルは、降格ゾーンから少しでも遠ざかるためにバルサから勝ち点を奪いたいところだろう。モチベーション高くカンプ・ノウに乗り込んでくるはずだが、今シーズンのデポルはアウェイ戦に弱い上、得点力のなさも目立つ。27試合で20得点、アウェイではわずかに7得点しかあげていない。5得点のアリスメンディがチーム得点王というのがそれを物語っているが、彼は出場停止処分のためバルサ戦の欠場が決まっている。このためトップにはリキが起用されることになる。また、バルサのカンテラ出身のベルドゥとクリスティアンもスタメンで出場。古巣との対決も楽しみなところだ。

予想スタメンは以下の通り:

<バルセロナ>
バルデス、ザンブロッタ、テュラム、プジョール、シウビーニョ、エジミウソン、チャビ、イニエスタ、メッシ、ロナウジーニョ、エトー

<デポルティーボ>
アオアテ、コロッチー二、ロポ、アンドラーデ、カプテビーラ、デ・グズマン、フアン・ロドリゲス、エストヤノフ、ベルドゥ、クリスティアン、リキ

 勝ち点53でリーガ首位に立つバルサだが、ライバル、セビージャ(53)、レアル・マドリー(48)、バレンシア(47)とは勝ち点6内にひしめきあっており、優勝の行方はまだまだ分からない。最終節までもつれこむことが予想される。日程的にはライバルたちより恵まれていると言えるバルサ。リーガ3連覇のためにも残り11試合ではミスは許されない。まずはデポルを破り、終盤戦に向けて弾みをつけたいところだ。

(スペイン通信)